コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.312

◎東京ロードランナーズクラブの今年度の活動計画を検討中 第6景
〜豪州カウラの桜祭り、今年は10月にランニングイベントを開催します〜
 豪州のニューサウスウエルズ州、カウラの桜祭りの調査結果が出ました。現地カウラの受け入れ体制が整いました。今年10月11日から17日まで、4泊7日の日程で「カウラさくら祭り・第1回ラン&ウォーク」ツァーを実施します。このツァーに東京ロードランナーズクラブは企画、後援をいたします。ついでに、メンバー1人を派遣します。

 1944年(昭和19年)8月5日未明、このカウラの地に収容されていた日本人捕虜1000余名が、まさに死にものぐるいの脱走を敢行しました。手に取る武器もなく、素手で機関銃を持つ監視塔に殺到しまし。結果、日本側237名、豪州側4名の犠牲者が出ました。戦争が終わって、豪州各地で死亡して分散埋葬されていた遺体もこの地に集中され、合計500余命が埋葬されるようになりました。

 この日本人墓地が縁となって、ニューサウスウェルズ州と東京都が姉妹都市を締結したおり、東京都民からの贈り物として、日本庭園が竣工しています。さらに、墓地の前の道路に豪州桜の並木植樹が進められ、毎年10月半ばにカウラ桜祭りが開催される運びになりました。

 昨年12月、我々東京ロードランナーズクラブが、「この桜祭りの一環で、ランニングイベントを開催してはどうか?」と、現地の桜祭り実行委員会に提案しました。それから話がトントン拍子に進んで、今年の10月に開催する事態になりました。取りあえず、第1回の今年は、10キロランを現地のトライアスロンクラブの方々と一緒に楽しむこととなりました。もう一つの、ウォーキングの話題は次回です。

 <東京ロードランナーズクラブ> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/04/17)





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