コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.309

◎東京ロードランナーズクラブの今年度の活動計画を検討中 第3景
〜石原都知事がランニングにもの申す、プレジデントな老いを語っています〜
 昨日発売の「プレジデント」に石原都知事の新連載が3ページ掲載されています。老いを考えるというテーマで、その第1回がなんと走ることについて、知事の様々な考えを紹介されています。現在の知事が走っているのかどうかは、記述されていませんが、大昔の若い頃、二十歳代から三十歳代にランニングを続けていたような記述が見うけられます。その走り初めた発端は、ご自信の体力と容姿の衰えをカバーするためです。湘南の地をランニングされていたようです。

 このパターンって、男の方々にはわりと多いのです。ただ残念なのは、ほとんどが長続きしません。要は、肉体の衰えをランニングで鍛えて、昔のシャキっとした頃に戻したい、これは男の永遠の願望ですが、えてしてランニングの女神はこういう男性には微笑みません。で、結局は一所懸命にしか走れませんので、シンドイし、体のアチコチが歪んできますから、「止〜めた」となって、元の木阿弥です。

 かくいう私も、二十歳代から三十歳代にかけて、何回このパターンのランニングに挑戦して、三日坊主で匙を投げたことでしょう。小さい頃から、一所懸命にしか走れないように教育されています。この呪縛を払拭する必要があったのです。四十歳を越えて、たまたま本屋の本棚に「ゆっくり走れば早くなる」という題名の書物を見つけて購入しました。この本が、走る楽しみを与えてくれました。

 一所懸命でなく、ダラダラと気楽に走れば良かったのです。何キロ走るのではなく、何十分間を走ろう、と頭を切り替えました。最初は30分から始めました。ゆっくりと3キロくらい、時速6キロです。歩くより気持ち早い、そんなペースです。疲れません、どこも痛くなりません。こうして、代々木公園のジョガーに仲間入りです。

 石原都知事は、今もランニングされているのでしょうか?どんなファッションで走られるのか、興味津々ですね。

 <東京ロードランナーズクラブ> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/04/11)





前のページへ戻る