コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.302

◎24時間走り、東京学芸大学は季節はずれの雪が〜降ってる〜 第1景
〜最先端の都市政策は<都市観光>、桑名周辺のウォーキングマップが完成〜
 もう降らないと思っていた雪に祟られた24時間走でした。3月31日、5時半に起きて外を見ると、雨でした。ヤマハで行くのを諦めて、中央線で新宿から武蔵小金井まで行って、そこから京王バスに乗って東京学芸大学正門で降りました。雪に変わっていました。学内の桜並木は五分咲きですが、お花見ランニングにはほど遠い天気です。卓球場の前にテントが一張り、学芸大の男女の学生さんがワンサと集まっています。スタートの8時まで、あと20分です。

 2千円を払って受付を済ませ、着替えていると、「藤田さん、体重を計ります」と私の周回チェック係の男子学生がせかせます。ランニングウェアとシューズの分、重くて77キロでした。二十数名の物好きなランナーが、この雪の最中に明日の朝8時まで、キッチリ24時間をランニング三昧します。なんせ24時間、別にスっ飛ばす必要はありませんから、ウォーミングアップとかをするランナーはいません。

 健康スポーツ科学学科の渡辺先生がメリケン粉でスタートラインを引いて、電光時計をセットします。8時02分、粉雪が舞う24時間走りのスタートでした。最初の1週だけコース先導が付きます。細長い四角の1週1.1キロのコースを今から何周するのか、気の長い話です。さすが学芸大学ですね、春休みの土曜日朝というのに体育クラブでしょうか、結構な数の学生さんとすれ違います。

 私はランパンにTシャツを身にまとい、雪と寒さ凌ぎに東京都推薦の透明な可燃ゴミ袋を被った軽装ですが、他の方々の重装備はスゴイものです。やはり、ウルトラランニングも猛者、雨風に対する準備が違いますね。田舎の消防士が舌を巻くような出で立ちです。自分の軽装が心配になって来ました。私の寒さ対策は、ゴミ袋とニンニク錠剤とタオル地の手袋だけです。

 <東京ロードランナーズクラブ> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/04/02)





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