コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.300

◎その手は桑名の焼き蛤、桑名で都市観光シンポジウムが開催 第5景
〜最先端の都市政策は<都市観光>、桑名周辺でウルトラ走り回廊の話題〜
 私の2回目の発言テーマは桑名ウルトラランニング・コリドールの紹介です。世界初の複数のウルトラ・ランニングによる広域連携な街づくり、です。桑名が世界のオンリーワンを目指すのはこれしかありませんね。しかも、2005年に開港する中部新空港に照準を合わせています。取りあえずは、たくさんのランナーを集める必要はありません。選りすぐりのウルトラランナーが数十人集まれば、開催OKです。費用も掛かりません。ランナーは自前の脚で進みますから、出発地と目標地とコースを選定すれば何とかなります。

 10月21日の桑名御台所祭りに合わせた<KNOTウルトラ120キロ・スネ自慢>は、以前に紹介していると思います。日本海若狭湾の水を敦賀の気比の松原で汲んで小瓶に入れて、琵琶湖、伊吹山山麓から関ヶ原、大垣を経て揖斐川沿いに堤防を下って走ります。仕上げは、太平洋伊勢湾に繋がる桑名のお城跡の壕に若狭の水を注ぎます。ランナーが地域連携軸を表現する、まさに第5次全国総合開発計画的で地政学なイベントです。

 もう1本が10月13日、南半球の豪州サウスウェルズ州、シドニーの西方300キロ内陸に入ったカウラという町で開催予定の豪州桜祭りランニングと兄弟大会にしたい鈴鹿山脈峠2本越えウルトラ走りです。桑名から東員、員弁、北勢、藤原を経て鈴鹿を超えて滋賀の多賀に出て、南下して永源寺から御斎所岳の脇のスカイラインを越えて再度三重に入り、菰野、四日市市内から四日市港の霞埠頭がゴールです。

 四日市港とシドニー港は姉妹港です。将来はシドニー港からカウラまで300キロのウルトラを開催すると、桑名〜四日市港〜シドニー港〜カウラが桜祭りウルトラランニングで連携できます。そのカウラには、太平洋戦争の日本人の英霊500余名が静かに眠る日本人墓地と日本庭園が整備されています。日豪のランナーが太平洋戦争の体験を後生に繋ぐ崇高な役目も兼ねます。

 そんな事で、この週末は東京学芸大学で開催される24時間走りに参加します。全国からウルトラランニングの猛者連が集結します。そこで、KNOT120キロへの参加を呼びかけます。カウラについては、今現地に今年開催の10キロ走りの予備調査が進行中です。詳細は、後日お知らせしましょう。

 <東京ロードランナーズクラブ> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/03/30)





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