コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.298

◎その手は桑名の焼き蛤、桑名で都市観光シンポジウムが開催 第3景
〜最先端の都市政策は<都市観光>、六華苑の畳敷き和室でシンポジウム〜
 11時半に桑名駅前の観光センターで、パネリストのイベントプロデューサーの森下慶子さん、都市計画家の楠本洋二さん、桑名市役所都市整備課長の石川さんと合流します。パネルディスカッションの進行確認を兼ねて、桑名の名物「蛤御膳」の昼食を頂きました。1時前に揖斐川に面した歴史的文化財の六華苑に到着します。入り口には十数名の参加者がお揃いでした。ディスカションは、畳敷きの和室が会場です。

 まずは、川の上散歩です。揖斐川の船着き場から、桑名リバークルーズが所有する畳敷き和船の「千姫号」に乗り込みます。大きめのモーターボートが千姫を引っ張ってノロっと、春の大潮の干潮の水面を滑っていきます。時速は8キロ位?ですか。鈴鹿山系や長良川河口堰が春霞んでいます。実にのどかなクルーズは、往時の七里の渡しの旅人になった気分です。揖斐長柄の河口には、第2東名神高速道路の最新鋭のスレンダーな橋梁が完成しています。いつの時代も桑名は交通の要所なんですね。

 下船して、街中観光に出かけます。桑名城跡周辺の東海道の街道と宿場にちなんだ名所を石川課長の名調子に乗って、巡ります。いつの間にか、掘り割りが綺麗に整備されています。是非とも、ジョギングで巡る必要があります。走りたくなる桑名の歴史的景観整備事業を、我が脚で確かめましょう。

 3時半から、畳の上で「まちの光を観る〜都市観光によるまちづくり」と題したパネルディスカッションが始まりました。実は畳の上のパネリストは2回目です。98年9月20日、鎌倉の名刹「建長寺」の応真閣の百畳敷きの広間は鎌倉市長も参加され、ビール好きで満杯でした。<地ビール・水(いのち)・環境>をテーマにしたシンポジウムで、「シティランナーと水・感性」を語りました。そのときに、オレゴン州の300キロ駅伝のOHPを作りましたが、今回もこの話を挟むつもりです。

 <東京ロードランナーズクラブ> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/03/28)





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