コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.294

◎第13回ランニング学会大会のレポートですよ その4
〜東京国際市民マラソンをデザインする、映画のロケーションでマラソン開催〜
 4番目は市民ランナーの青柳さんです。「だれでも楽しく!」がキーワードです。昨年のNYCマラソンに参加された体験を紹介します。本番前日の朝、国連本部広場からセントラルパークまで、国際フレンドシップRUNに浴衣を着て参加した、各国のランナーから注目を集め、イタリア人ランナーからキス攻めにあった、・・と紹介します。だれでも楽しく、というのは主催者側に取っては頭の痛いキーワードです。障害者の方々は言うに及ばず、生まれたての赤子まで参加できるマラソンを考えましょう。

 5番目は、舗装工学の権威で25年前に透水性舗装を技術開発、日本大学交通工学科教授の三浦先生です。「透水性舗装〜自然にやさしい人のための道、公共圏拡大のための足がかり〜語る眺めるふれる」がキーワードでした。山の手線を地下に沈めて、今の線路敷をグリーーンネックレスでつなげて、そこを東京国際市民マラソンのコースにする、そんな壮大なお話を披露されました。

 6番目はスポーツライターの増島みどりさんです。「スポーツは誰のもの?脱・企業/脱・官&行政」をキーワードとされました。

 最後に私が、「FC:フィルム・コミッション」を掲げました。ハリウッドの映画産業が、新作映画のシーンにしたくなるような東京国際市民マラソンです。そうなると、東京国際市民マラソンに参加するランナーは、映画のエキストラとなります。それで、ハリウッドのロケ隊が銀座通りをマラソンランナーが走るシーンを撮影する道路使用許可を警視庁に申請します。このFCは石原都知事の政策ですから、警視庁もノーと言えません。マラソン大会でなく、映画のロケーションで東京国際市民マラソンを開催し、千客万来の世界都市・東京に貢献します。

 <東京ロードランナーズクラブ> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/03/24)





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