コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.293

◎第13回ランニング学会大会のレポートですよ その3
〜2日目、パネル討論「東京国際市民マラソンをデザインする」が開始です〜
 大会2日目、午前10時からA会場でパネルディスカッション「東京国際市民マラソンをデザインする〜先客万来のシティマラソンをめざして〜」が始まります。パネリストの方々に東急ハンズで揃えたB3版の白いパネルを渡します。これに発言内容のキーワードを極太のマジックで書き込んで、観衆の皆さんに見せながら、各人のデザインを語って頂く演出ですが、旨いこと行きますか、不安ですね。

 東京都庁労働経済局、産業振興の担当部長の木谷さんが1番目。「都民と造る、東京再生、新しい仕組み」がキーワードです。この東京国際市民マラソン構想を、都庁の正式な政策として採用するかどうか検討中です、との嬉しいご発言がありました。「千客万来の世界都市をめざす」都庁は、千客万来を< a global city that attracts a great nummber of residents and visitors >と英訳しています。

 2番目は東京コンベンション・ビジターズビューローの専務理事、小竹さんです。「ビジター人口が定住人口を超える、愉しくなければ都市でない、民がメイン」のキーワードで、人間そのものがドラマを演ずる、マラソンは都市に活力を与える、Yes!TOKYOキャンペーンとかを紹介されました。<Your Exciting Stage>がYesのことだそうです。

 3番目にやっと市民ランナーが登場します。ランニングベンチャー、サンシャイン・フィットネス代表の赤石さんが、「女性、IT、ネットワーク」のキーワードを掲げます。来るべき東京国際市民マラソンの女性参加者は50%をめざす。実にわかりやすいデザイン目標が飛び出しました。男性的発想の<モノづくり>から女性的発想の<モノづかい>へ、1人で孤立しているランナーをバーチャル走友会でネットワーク・・、女は男より忙しい・・、と実に高齢多女少子社会を踏まえた発言でした。

 <東京ロードランナーズクラブ> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/03/24)





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