コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.272

◎春弥生、桜の蕾がふくらむ皇居周回歩道で東京シティマラソン その8
〜早稲田の土曜講座、ソプラノ歌手の山田芳子さんは川崎の体育委員会〜
 早稲田大学の人間総合研究センター主催、「生活の質」土曜講座に参加してきました。今回は、<日本の心を歌うトークショー>と題し、声楽家でソプラノ歌手の山田芳子さんの歌とトークを堪能しました。実は、声楽家の歌を生で聞いたのは初めてです。場所が小学校の教室二つ分程度の会議室ですから、音響効果はきわめて貧弱なんです。でもいつもより早く、会場に着いて前から2番目の席を確保しましたので、十分に楽しめました。

 山田芳子さん、初めて聞く名前です。国内外で数多くのチャリティーコンサートを開催されています。配布された経歴をよく見ますと、体育との接点があります。昨年から川崎市体育委員会のカルチャー講座「童謡、唱歌を歌う会」を新百合ケ丘で発足させるあります。体育委員会が童謡と唱歌?よくわからないですが、3人の母をこなし、舅姑をキッチリと介護される、そんなソプラノ歌手さんです。

 1時半から、第1部の「心の故郷」が始まります。<この道>、<早春賦>、<浜辺の歌>、<荒城の月>の4曲をピアノ伴奏で披露されました。曲の間にトークが挟まれます。ヨーロッパでの演奏活動中のエピソード、ご自身の生い立ちとかです。これらを聞いている内に、ムラムラっと頭に閃きました。山田芳子さんに、来るべき目抜き通りひた走り型の東京シティマラソンで、開会式で<君が代>を歌ってもらい、完走パーティで日本の唱歌ショーを演じてもらおう、です。

 今年1月の横田基地でのフロストバイト・ハーフマラソンでした。開会式に先立って日米両国の国家独唱が米人女性歌手で披露されましたが、無伴奏での<君が代>の音程に節回しは、相当の違和感を覚えました。キチっとした<君が代>を聞いて、走りたい、そんな思いがフト、頭に過ぎりました。

 <千客万来の走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/02/17)





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