コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.271

◎春弥生、桜の蕾がふくらむ皇居周回歩道で東京シティマラソン その7
〜花のお江戸の目抜き通り、ITSが東京シティマラソン開催を千客万来〜
 この1週間、ITS(Inteligent Transport System=高度道路交通システム)を追っかけていました。なんだ?それは、と疑問の方は、道路とクルマが情報通信ネットで武装されて、とんでもない賢い道路君とクルマちゃんが登場して、それを操る人間や周りの人間が交通事故に対して極めて安全になる、そんな道路総合交通体系です。数年前から、鳴り物入りで多数の国家中央省庁が推進を競っています。

 で、問題は、じゃ〜一体こんな賢い道路君とクルマちゃんをドウやって、都市の産業振興に繋げるんだ?というユーザーサイドの視点が全く抜けていることです。そんなことで、<ITSが都市産業を活性化する>というテーマを掲げた特集企画の依頼が先週の金曜日に飛び込んで来ました。それで1週間、あ〜だこ〜だと企画書作りにはまっていました。

   雑誌の特集の目次をイメージして、座談会の出演者の顔ぶれや執筆依頼者のリストをひねり出します。東京都庁の木谷部長にも、<東京構想2000〜千客万来の世界都市をめざす>と<ITSの普及>を結びつけて、座談会にご参加願いませんでしょうか?と、打診しましたが、「今忙しい」とアッサリ断られました。

 当然、私の興味は次の一点です。「ITSが普及すると東京シティマラソンが理想通り、東京都心の目抜き通りを走るコースで開催したすくなるか?」です。結論は、なりそうですね。マラソン大会を走っていてしばしば出くわす風景が、道路規制している警官やガードマンに食ってかかっているドライバーの姿です。そりゃ〜腹立ちますよ、5分10分の待ち時間じゃありませんもの。

 こんな風景を賢い道路君とクルマちゃんが、払拭してくれます。ドライブ途中、レースコースに出くわしてマッタをかけられるドライバーの姿がなくなります。

 <千客万来の走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/02/16)





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