コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.270

◎春弥生、桜の蕾がふくらむ皇居周回歩道で東京シティマラソン その6
〜NYシティマラソンはアメリカンタイプな都市の経営・政策科学の成果です〜
 東京シティマラソンの申し込みがポツポツと届いています。昨日は青森県の八戸の方からFAXが来ました。盲人の方が2名、申し込まれています。伴走者付きです。やはり東京ロードランナーズ会長の宇佐美先生の誠実さのお陰ですね。

 筑波大学大学院・経営・政策科学研究科の修士課程の方からも申し込みがありました。この方は、昨年の7/21の<産業振興ビジョンシンポジウム〜東京国際市民マラソン開催>にも参加されています。なんでも、卒業論文で<都市とマラソン>をテーマに仕上げられたとかで、今回の東京シティマラソンにも大変興味をお持ちです。是非とも、3/20のランニング学会大会に参加されて、NYロードランナーズクラブのロスさんの講演にも参加して頂きたいと思います。

 宇佐美先生とも確認していますが、東京ロードランナーズクラブは東京都庁の行財政運営の指針となる<東京構想2000〜千客万来の世界都市をめざして>を、民間サイドで支援したい、参加と協力したい、と願って設立しました。今回のシティマラソンの<シティ>には、シチズンに値する市民の参加を願っています。もうそろそろ今までのかび臭い日本のシステムを脱皮しよう、団体から個人=市民にめざめよう、とまあ、世の中のトレンドをシティマラソンを開催して表現するつもりです。

 今週末は東京国際マラソンです。お馴染みの国立競技場から平和島の折り返しコースをきわめて少数の競技ランナーがスっ飛ばします。時速20キロ、沿道観客の前をアっと云う間に過ぎ去って行きます。それに比べると本場NYのシティマラソンは時速10キロ以下の市民ランナーがユルリと観衆の前を過ぎ去ります。市民同士の触れ合いが誕生します。これが米国の産業振興の政策科学に立脚した都市経営戦略です。

 <千客万来の走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/02/16)





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