コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.249

◎東京構想2000〜千客万来の世界都市をめざして〜先駆け編 その5
〜毎月第3土曜日は、早稲田の土曜講座で「学習・研究活動」時間〜
 東京都政策指標一覧に、こんな指標があります。65〜74歳の生活時間における「学習・研究活動」時間です。96年の16分/日を、2011年には30分/日と約2倍にするそうです。私も10年経ったら65歳とまでは行きませんが、60歳を越えますので、「学習・研究活動」時間に今の内から馴染みたいと思っています。

 それで実は、毎月1回第3土曜日に早稲田大学の「生活の質」土曜講座に参加しています。場所は西早稲田の総合学術情報センター・国際会議場の3階会議室です。95年の3月からですから、かれこれ6年間も通っています。講座のテーマは年変わりでして、今までに<大衆長寿時代の死に方>、<大衆長寿時代の老い方>、<大衆長寿時代の生き方>・・、今年度は<定年のライフスタイル>です。

 日の土曜講座は、<定年と旅>がタイトルで、早稲田大学の文学部教授の長田先生が講師でした。午後1時20分に会場に着きました。ほぼ満員ですね。ほとんどが60歳以上の方々です。1時30分になりまして、講義が始まります。<聖〜俗〜遊の対照性>とか<現代の聖なる旅〜四国遍路>とか<・・・・>とか、やっぱり寝てしまいます。

 3時になって、講義が終わって質問時間になります。これからが面白いのです。質問される方は大抵が、質問と言うより演説を始めるんです。それも、講義内容と多少ずれた方面の演説が延々と続くことが多いので、質問を受ける先生も話をまじめに聞いていません。今回も、ブラジル海外旅行の自慢話が長々と紹介するお父さんが出現しています。

 最初にこの講座に参加したのは、ヒョンな弾みでした。初めて参加したランニング学会大会が、ここ早稲田の国際会議場で開催された95年の3月19日、午後の部が3階の会議室でした。で、間違えて土曜講座の部屋に紛れ込んでしましました。その時は<大衆長寿時代の死に方>をテーマにしている頃で、寝たきり老人の介護の話を講師が演じていました。

 <千客万来の走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/01/21)




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