コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.248

◎東京構想2000〜千客万来の世界都市をめざして〜先駆け編 その4
〜3月開催のランニング学会大会のパネルディスカッションのお知らせです〜
 昨日19日午後6時から、渋谷の岸体育館でランニング学会第13回大会の実行委員会が開催されました。大会自体は3月19〜20日、代々木の国立オリンピック記念青少年センターを会場とします。実行委員長は東海大学の宇佐美彰朗先生です。私は20日の午前10時から12時までのパネルディスカッション<東京国際市民マラソンをデザインする>を担当しています。この出演メンバーなどが決定しました。以下の通りです。〜千客万来のシティマラソンをめざして〜というサブタイトルを付けています。

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 パネルディスカッション 「東京国際市民マラソンをデザインする」
                 〜千客万来のシティマラソンをめざして〜

 パネリスト:三浦 裕二(日本大学・理工学部・交通土木工学科・教授)
       木谷 正道(東京都・労働経済局・産業政策担当部長)
       小竹 直隆(社東京コンベンション・ビジターズビューロー・専務理事)
       赤石みさ子(サンシャイン・フィットネス・代表)
       青柳友紀子(大成建設手話クラブ・市民ランナー)
 (司会兼) 藤田 俊英(東京ロードランナーズクラブ・事務局長)

 当学会会長の山西哲郎が、月刊『ランナーズ誌』平成12年1月号の『ランニング 2000年への提言』で、最後にこう締め括っています。「ニューヨークやロンドンのようなマラソン大会開催を日本で夢見るならば、ランナーが走る足を我がためから社会の足とし、社会の風となって21世紀を走り、自分も変わるが世も変えていく、ランナーが社会的存在となる思想を広げていくことが必要ではあるまいか。」

 続いて、平成12年3月の第12回ランニング学会大会が開催され、19日の初日午前のキーノートレクチャ−「ウォーキング・ランニング最新情報」では、「『走る文化』を演出する New York Cityマラソン」を神奈川マラソン・レースプロデューサーの三島啓三が紹介しています。このレクチャ−で配付された資料に、マラソンの翌日のNew York証券取引所で取引開始の鐘を打つ優勝ランナーの姿が映ったカラーコピーとエコノミック・インパクトの合計が14億7千万円也と掲載されたデモグラフィクスがありました。

 この資料を、当時の東京都労働経済局産業政策室に持って行くとすぐに、「都庁の大会議室で、産業振興の観点から市民マラソンをテーマにシンポジウムを開催しよう!」となり、7月21日の開催日程が決まりました。都庁と東京商工会議所とランニング学会の共催し、東京コンベンション・ビジターズビューローが後援する形の<産業振興ビジョン・シンポジウム>のテーマは、「市民がつくる国際マラソンは都市観光、産業振興の切り札となるか?〜豊かな地域力、都心の国際市民マラソンが都市観光を先駆ける!」でした。

 本日の「東京国際市民マラソンをデザインする」は、言わば、昨年7月21日の都庁の大会議室に集まった皆さんの意見を反映したマラソン・シンポジウムの続編です。「東京都心の目抜き通りで、ニューヨークやロンドンのようなマラソン大会開催を実行するには、どのような国際市民マラソンとすれば良いか?」を、パネリストの方々と一緒になってデザインしたいと願っています。

 皇居周回歩道でおなじみの透水性舗装技術の開発者、三浦氏からは道路を使う側の観点から。木谷氏からは東京の産業振興政策の観点から。小竹氏からは東京の都市観光振興の観点から。赤石さんからはランニングに関するベンチャービジネスの観点から。青柳さんからは手話通訳者としてボランティア活動も実践する市民ランナーの観点から。藤田からは東京国際市民マラソンの推進協議会を設立する準備会の観点から。デザインします。

 <千客万来の走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/01/20)




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