コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.247

◎東京構想2000〜千客万来の世界都市をめざして〜先駆け編 その3
〜先客万来のモデル街、湖北長浜の人気絶大の地域情報誌に登場しましたよ〜
 さあそこでですよ。一体今の日本で<千客万来の世界都市>はあるのでしょうか。NYCやロンドンやパリのような集客都市はありません。行政が相変わらずの、住民だけを猫可愛がって定住促進政策を取って、何の発展もなし。住民は昔からの顔なじみの向こう三軒両隣のコミュニティでヌクっと欠伸し屁をこいている、そんな日本の大都市には西洋で言う<市民>が存在してません。

   ところが、人口規模で数万人の街に目を向けますと、日本にも<市民>がいて、<先客万来の戦国都市>を街づくっています。例えば、日本中の中高年者からヤングまで、<クロカベ>見物に参上する近江は湖北の長浜がそうです。<男はつらいよ>の舞台にもなった長浜は、羽柴秀吉の最初の城下町ですね。(株)黒壁の街づくりは、ここではグズグズと話しませんが、現在は黒壁ガラススクウェアには黒壁28号館まで勢揃って、世界中からの集客で賑わっています。

 その長浜の地域情報誌が<みーな〜びわ湖から>で、人気のある情報誌です。最新の66号が<めっちゃ10代>を特集していますが、どういう訳か51歳の私が見開き2ページを飾っています。<まちむら通信>という欄で、「敦賀〜長浜〜大垣〜桑名を結ぶウルトラマラソンを企画」なるタイトルです。昨年9月15日の関ヶ原合戦400周年に実施した120キロコースの試走が紹介されています。スタートの気比の松原とゴールの桑名八軒通りの様子が写真2枚で挿入されています。

 昨年7月21日、都庁大会議室での<産業振興ビジョンシンポジウム〜東京国際市民マラソン開催>のことも記事になっています。長浜の方々は、度胸の良さが魅力ですな。面白いことには、それを言い出したのが誰であっても、まず聞く耳を持ってくれます。毎年4月には<曳き山祭り>があって、数台の山車が街角に出て、男の子が山車の舞台で歌舞伎を演じます。歌舞伎ですから、相当に艶っぽい出し物もあって、まさしく色町の郭の座敷での男女の様子を、年若い幼少の子供が訳も分からずに艶っぽく演じます。

 で、長浜市の方に尋ねたことがあります。口うるさいPTAとかのご婦人方が、「男女機会均等とか子供の教育に悪いとかで、艶っぽい出し物を止めなさい!」とか言いませんか、と。そしたら、そう言うアホな方もたまにはいらっしゃいますが、<伝統文化>の一言で、旦那衆がけっ飛ばすそうです。

 <千客万来の走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/01/16)




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