コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.245

◎東京構想2000〜千客万来の世界都市をめざして〜先駆け編 その1
〜お客さんは神様、それとも次工程?いえいえランナーですよ〜
 広報「東京都」1月号の第1面は、新宿副都心の都庁舎越しに富士山がカラー写真で顔を出しています。その下の石原都知事の新年挨拶は、<21世紀の首都東京は、国内外の人・もの・情報等が行き交い、先駆的なメッセ−ジを発信している活力と魅力にあふれた「先客万来の世界都市」でありたいと思います>と語り、その実現に向けた取り組みを「東京構想2000」として昨年末に発表したそうです。

 第2〜3面が「環境確保条例」、第4面が「人権施策」、第5面が「都庁改革アクションプラン」と続いて、第6〜7面に<東京構想2000〜千客万来の世界都市をめざして>が紹介されています。第10面の東京カレンダーには、■健康づくり都民会議講演会の案内があって、2/14のバレンタインデーに午後3時から都庁大会議室で「ウォーキング」をランニング学会副会長の有吉先生(東京学芸大学教授)が講演されるとのことです。

 <千客万来=多くの客が次から次へと来ること>ですから、東京構想2000で重要なのは、この<客>をどのように考えているかですね。かって世界を一世風靡した日本の製造業のQC(品質管理)サークル活動では、<次工程はお客様>なる概念で、顧客が納得する品質の確保とコスト低減に努めました。

 東京シティマラソン開催を標榜している立場で、千客万来を考えると、<千客>=東京に走りに来る、あるいは来たついでに走る国内外の方々<万来>=走る<千客>にホスピタリティを投げかける東京の方々のようになります。それで、このホスピタリティの投げかけの具体策が東京構想2000の各論で紹介されているようです。早速、都庁に行って500円でレポートを買ってきます。

 <千客万来の走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/01/11)




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