コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.244

◎2001年横田・シモヤケロードレース、4千人が新春駆け 第3幕
〜ストレダーズが先輩パイロットを偲んで、シモヤケのランニング大会?〜
 残り3キロ、前方を女性ランナーが3人ほど先行しています。なんとか追い付こうとラストスパートを駆けます。女性ランナーでも、この当たりを走っている方々は相当のレベルですので、簡単には追いつけませんが、内1名を抜くことが出来ました。ゴールに飛び込んで、計測用のチップをシューズから外して、それと引き替えに完走賞の米国製のトレーナーLサイズを頂きます。

 今年のトレーナーの色は手触りの良い真っ白、これは汚れが目立ちますね。その後、バナナと水を頂いて、腹に入れます。体育館の脇で、さっそく完走証を受け取りに行きます。ナンバーカードのバーコードに光を当てられて、完走証がプリンターから出てきます。目標の90分を達成した98分15秒でした。これで、2/4の彩の国さいたまマラソンのサブスリーの目処が立ちました。

 これから、1/14は荒川で谷川真理ハーフ、1/21はサンスポ千葉マリンと2回のハーフを走って、さらなるスピードアップを計ります。

 この横田基地の大会名称の<フロストバイト>を家に帰ってから、辞書で確かめると<シモヤケ>のことでした。最近ではホトンド見かけませんので、若い方々はご存じないでしょうが、一昔前は、冬になると足にシモヤケ、手にアカギレが出来て辛い思いをなさる方々が多くいました。栄養補給が改善され、瞬間湯沸かし器などの普及で冷たい水仕事から解放されたりしたのが、シモヤケとアカギレを駆逐しました。

 そんなシモヤケを大会名称に選ぶ、横田基地ランニングクラブのストレイダーズのセンスに感銘します。昔の空軍パイロットは、冬は寒さとの格闘だったと聞いています。そんな先輩パイロットの経験を偲んで、ストレイダーズ(大股歩き者たち)は、武蔵野の横田を走る新春レースにシモヤケを冠したんでしょうか?粋ですね。

 <横田基地で霜焼け走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/01/10)




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