コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.242

◎2001年横田・シモヤケロードレース、4千人が新春駆け 第1幕
〜開会式で、調子外れの<君が代>を女性歌手が歌い上げる〜
 1月7日の日曜日は、米空軍の横田基地内で開催された<横田ストライダーズ・フロストバイト・ロ−ドレース>に参加しました。今年で第20回目、関東では大変人気のある大会で、なんと言っても完走賞の米国製トレーナーの品質とデザインの良さが、そんじょそこらの日本のチャっちいランニング大会の完走Tシャツと比べて、まるで比較になりません。私も数年前から憧れていましたが、他の大会に参加していたため、今年が初めての参加となります。

 天気予報では、雨の心配のない曇天で風の強い寒い朝のようで、新宿からヤマハで行くつもりでした。いざ乗って走り出すと寒すぎて、新宿駅前にヤマハを置いて、電車で青梅線の牛浜駅に向かいました。立川駅で青梅線に乗り換えますが、ランナーと山登りの方々で満員となります。で、両者の顔ぶれを観察しますと、ランナーには若者が多数混ざっていますが、山登りはほとんどがシルバーエイジで、濃い目の化粧を引いた女性が多いですね。と言うことは、山登りは中年以上の女性の、お化粧自慢の場ですね。その点、女性ランナーは、さりげない化粧が色っぽいですね。

 牛浜駅から基地の第5ゲートまで歩きます。皆さんの後に付いて行って、国道16号を渡って、ゲート入り口で身分を証明する運転免許証を見せて、入場OKです。受付でナンバーカードをもらって、車椅子レースに参加する方々がマシンを調整している脇を通って、大会会場に着いたのが、8時半です。ハーフマラソンのスタートは、10時25分の予定ですから、慌てることはありません。

 米国スタイルの出店が並んでいて、行列ができています。そこかしこにいる大会スタフも米人が多いので、ボランティア慣れしていますので、愛想がよいので気持ち良いですね。これが日本人ばかりだと、同じボランティアでも、やたらお役人風を吹かして居丈高になるんですね、まあ歴史が浅いから仕方ないですけど。

 9時から開会式が始まります。子供の太鼓叩きが終わって、国歌斉唱です。米国人の女性歌手が壇上に上がります。初めに、相当調子の外れた<君が代>が声量豊かに歌われ、いつもの<君が代>の感じがしません。続いて、米国国歌が朗々と歌い上げられます。日米の国旗掲揚はありません。

 <横田基地で霜焼け走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/01/07)




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