コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.239

◎第3千年紀・元旦、大江戸夢舞いマラソンに70人が新春駆け 第3幕
〜大江戸情緒、隅田の川風に吹かれつつ桜橋を渡り、雷門でお祭り気分〜
 10時に近づくにつれて、人だかりが広がります。ざっと50人位でしょうか。企画立案のご当人の大島さんが、スタートにさいしての諸注意などを説明します。相変わらず、強い北風が吹いて、人工海浜からの細かい砂粒が飛んできて、足下をくすぐります。着替え済みの荷物をボランティア参加の乗用車に預けます。この車は、ゴールの代々木公園に一足先に行って、ランナーの到着を待ちます。

 10時15分、スタートです。もしかしたら歴史的な瞬間になるかもしれません。参加者は、将来そうなることを頭の片隅に収めながら、レインボーブリッジのサウス遊歩道への登り勾配のアプローチを進みます。風が、マスっと強くなります。海面を白波が逆巻いています。500mほど上って振り返ると、第三と第六の台場の向こうに、お台場の人工なぎさが弧を描いています。若干、ハワイのワイキキっぽい眺めです。

 私の後ろに、伴走者と力強いフォームの盲人ランナーがフォローします。で、めでたくブリッジを渡りきって、芝浦に着地します。これから、大江戸情緒満載、満喫の<夢舞いマラソン>の目抜き通りをブチ抜いて走るコースが展開します。ただし、車道でなく歩道しか走りませんが、元旦ですので人も車も少ないですから、大した迷惑にはならないでしょう。ほとんどの交差点では、信号は無視して良さそうです。

 コース紹介です。海岸通り〜<浜崎橋>〜<赤羽橋>〜桜田通り〜<虎の門>〜外堀通り〜<新橋でガードを潜って>〜銀座中央通り〜<日本橋>〜<室町>〜江戸通り〜靖国通り〜<両国橋を渡り>〜清澄通り〜<駒形橋東袂>〜<吾妻橋東袂>〜隅田公園〜<事問橋>〜<桜橋を渡り>〜<浅草松屋前を右折>〜国際通り〜事問通り〜<入谷>〜<鶯谷>〜<根津>〜不忍通り〜<不忍池>〜池之端中央通り〜春日通り〜<春日町>〜白山通り〜<水道橋>〜<神田神保町>〜<平川門>〜内堀通り〜<桜田門>〜<三宅坂・半蔵門>〜新宿通り〜<四谷・新宿4>〜明治通り〜<代々木・原宿・渋谷>〜井の頭通り〜代々木公園原宿門を入って〜<ゴール>

 これで42キロです。港、中央、墨田、台東、文京、千代田、新宿、渋谷の都心8区を巡り、レインボー大橋、両国橋、桜橋の3橋を渡りました。

 <大江戸で夢舞う走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会  藤田 俊英 (01/01/04)




前のページへ戻る