コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.233

◎ワイキキ海浜、観光プロムナードを道楽衆がCIVIC駆け 第9幕
〜常夏のリゾート、マラソンのゴールに若いカップルが手をつなぐ〜
 30キロを過ぎると、暑さのせいであまり記憶がありません。4時間7分位でゴールして、完走メダルをもらって、ハワイアン美人と記念写真に収まって、完走Tシャツをもらって、・・とやっと、シャイニング・ツァーのテントに着きます。オニギリとトン汁を振る舞われて一息付きます。そこかしこに、各ツァーの大張りテントが並んでいます。いなかの秋祭りの芝居小屋のような雰囲気が出現しています。

 野外ホールでは、生バンドが演奏を続けています。走っている時は見かけた外国人ランナーがゴールすると、突然どっかに行ってしまうのでしょうか、テント村周辺は日本人ばかりです。芝生に敷いたシートの上で、入念にストレッチをして、その後のビーチでの波乗りに備えます。

 今年の完走Tシャツは、煉瓦色の生地に、正面にはワイキキビーチ越しのダイヤモンドヘッドから朝日が上がる絵が描かれています。背中の方には、公式スポンサーのJAL、ナイキ、DCカード、アミノヴァイタルのロゴが黒く載っています。早々と身にまとっている方々を多く見かけます。

 ゴールの会場エリアから外に出て、ゴ−ルにやってくるランナーを観察します。5時間を過ぎてゴールするランナーたちです。ある程度、普段から走っている方々ですね。ランニング・ファッションが身に付いています。これが、7時間でゴールする人たちになりますと、ほとんど普段走っていませんから、ランナーとして見ると可哀想ですが、ウォーカーとしてならどうにか様になっています。若いカップルが手をつないでフィニッシュする光景が目に付きます。子供がヘロヘロになってたどり着く様もここホノルルだけのシーンですね。

 <常夏のホノルルで走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会 藤田 俊英 (00/12/28)




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