コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.230

◎ワイキキ海浜、観光プロムナードを道楽衆がCIVIC駆け 第6幕
〜常夏のリゾート、マラソン前日は初心者ランナーが新調装束をお披露目〜
 午後3時過ぎです。ホノルル警察ワイキキ分署の前からクヒオ・ビーチパークに出ます。日本人のジョギング姿が目立ちます。10日のホノルルマラソンに参加する1万4千人の日本人は、早い方で6日の水曜日、遅い方は今日の9日の土曜日の午前中にホノルルにやってきます。今、目の前をジョギング中の方々は今朝到着した人たちが、ホテルのチェックインをすませて、着替えてドっと繰り出してきた。そんな感じです。時差ボケのなんとも言えない、間の抜けた顔つきが目立ちます。

 だいたい走り方と体型でわかりますが、普段全く走っていない人たちが多いようです。マラソンに一夜漬けは効きませんから、ショッピングにでも行った方が賢いと思いますが、新調のランニングウェアとシューズをお披露目したい感じですね。ランニングウェアも、ギンギンのランナーと違って、そんままスケボーで遊べるようなカジュアルウェアですね。

 ゴールとなるカピオラニ公園の支度も整ったようです。ゴールの周辺には、多くのテント張りが並んでいます。明朝の5時いスタートして、午前7時過ぎから午後4時まで、このゴールに2万8千人がたどり着く気の長い大会です。ホノルルマラソンの特徴は参加資格の年齢が7歳以上と、以上に低年齢なことです。7歳の子をだしにして、お父さんが家族総出でやってくる、これをメインスポンサーのJAlは狙っているんでしょうね。

 今年が28回目ですから、1973年が初回になります。私が、社会人になった年で、日本中にオイルショックが吹き荒れていました。76年の第4回に初めての日本人が出場しています。78年の第6回はアメリカ医学会ジョギング協会がマラソンシンポジウムを付随開催しています。85年の第13回で日本人が2千3百人、89年の第17回で6千人、92年の第20回で1万8千人と全参加者の7割を占めるようになっています。ハワイのとっては笑いの止まらない観光収入になっています。

 <常夏のホノルルで走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会 藤田 俊英 (00/12/23)




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