コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.222

BSデジタル音楽放送ラジオ、ミュージック走談が始まります 第2幕
 銭湯でそそくさと着替えまして、千鳥が縁の公園で10分くらいアップです。3時40分になって、交差点を渡ってFM東京ビルの玄関に行きます。ディレ氏とパーソナさんが出迎えます。簡単に挨拶を交わして、再度千鳥が縁公園に行きます。走り始める前のインタビューを受けます。公園で遊んでいた番町麹町界隈の子供たちが集ってきます。ディレ氏が、「静かにして」とか言っています。

 流暢なパーソナさんの語りが始まります。目の前にヘチマのお化けみたいなマイクが突きつけられます。「このコースの魅力は何か、景色はどうか、1周何キロか、・・・」子供たちが周りから口を開けて見上げます。午後4時過ぎて、半蔵門から坂を下って走り出します。隣の国道はクルマが混んでいますから、ディレ氏とパーソナさんの乗った車を追い抜かないようにソロっと、進みます。

 内堀通りの毎日新聞社の向かい側で、2回目のインタビューを受けます。周りに夕闇が漂って来ます。あれこれ聞かれて応えている脇をランナーたちがスっ飛ばしていきます。パーソナさんは寒そうですね。ここからは登りが始まります。適当に走っている間に半蔵門に着いて、3回目のやりとりを済ませます。すっかり日が沈んで、東京タワーに橙色の照明が点っています。

 銭湯に戻って、一風呂浴びます。ご近所の旦那衆が4人、湯船でご満悦に浸っています。「寒い時は風呂が一番だね」、「あ〜あ、極楽、極楽」とか、江戸前の落語の世界を目の当たりにします。ところで、江戸前の先頭は大人400円、シャンプーとボディーソープは備え付けられています。サッパリして、銭湯を出て、歩いてFM東京の玄関を通ります。遅れて来た渡辺がソファーでふんぞっています。

 <FM東京本社で走り屋・道楽衆> 街づくりランニング商会 藤田 俊英 (00/12/8)




前のページへ戻る