コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.216

第31回NYシティマラソン、町づくるランニングレポート 第19幕
 11月7日は火曜日、午前5時に起きて、NY最後のジョギングに出かけます。まだ外は暗いです。若干風が冷たいですが、気持ちの良い朝です。この時間に地下鉄の出口からダークスーツの勤め人が出勤してきています。で、この方々はオフィスに入る前に、お好みの店で朝飯を食べるんですね。名物のNY市公認の屋台でホットドッグですかね、パクついている人もいます。私は、この屋台のいかにもアメリカンな大味のコーヒーが好きです。

 セントラルパークの中を少しだけ走って、ジョン・レノンのイマジンにお別れをしてきました。タイムズ・スクェアの方にも脚を伸ばしました。ナスダックのスケスケのショーウィンドーを通り過ぎて、スタッテン島まで行くバスに乗った公立図書館をかすめてヒルトンに戻りました。

 815、横浜岡田屋の前に集合です。添乗員が空港行きの大型バスが、トレラーが邪魔をして入って来れないのでやきもきしています。見ると、大きなトレーラーが道の真ん中であぐらを掻いて欠伸をしています。さすがNYですね。

 JFK空港へはギリギリの時刻に着きました。ウィスキー1000ccを2本買って、ANAに潜り込みます。隣の席に名うての酒飲みな方が座る巡り合わせで、いやいや成田まで飲んでしまいました。その方は白ワイン、私は水割りでした。で、後で気が付いたのですが、飲んでる内に大統領とNY市長の選挙が進んでいたんですね。

 同じ飛行機にアキレストラッククラブの方々も混じっていました。今やNYCマラソンの人気者になった木村敏雄は、16時間3分10秒のゴール、朝8時にスタートして、ゴールに着いたときは日付が変わっています。来年も完走しそうです。

 < NYマンハッタンを走り屋道楽衆 街づくりランニング商会 藤田 俊英> (00/11/24)




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