コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.198

第31回NYシティマラソン、町づくるランニングレポート 第1幕
 11月2日、成田空港第2ターミナルに9時前到着します。<ランナーズワールドマラソン2000ツァー>の「東京発NYシティマラソン7日間コース」に参加して3回目のNYの走りを楽しむつもりです。今回はいろいろと、現地NYで取材したい内容が盛りだくさん揃っています。団体受付カウンターで、三井ツーリストの小池さんと鉢合わせします。

 「小池さん、来年3月20日にランニング学会で、東京国際市民マラソンをデザインすると題したパネル討論を開催しますよ」と言って、ランニング学会大会の案内を手渡します。搭乗するのは、ANAのNH−010便です。なぜか、日本の飛行機だと安心しますね。11時のほぼ定刻通りに成田を飛び立ちます。今から、12時間の長いフライトが始まります。

 早速、映画の上映プログラムを目にして狙いを定めます。ハリウッドの新作2本と邦画は石原裕次郎の「明日は明日の風が吹く」に決めます。しかし、どうして日本の作品が裕次郎1本なのか、よくわかりません。ハリウッドの2本は、両方ともカーチェイスが凄い内容のアクション物です。裕次郎の方は、昭和30年前半ののどかな時代の東京深川の木場が舞台、銀座のクラブのシーンが多く登場します。目にするクルマは、イスズのヒルマン・ミンクス、トヨタの初代クラウン・・でした。

 豪華な共演陣は、北原三枝、浅丘ルリ子、田端義夫、大坂志郎、浜村美智子・・と言った役者さんです。話は戻りますが、裕次郎の兄さんの石原東京都知事が、「NYで撮影されているカーチェイスを銀座でも」と、東京への映画ロケ誘致誘致をブチ上げたことを思い出します。<西部警察>や<大都会>でセドリックのパトカーがタワイのないカーチェイスを演じていました。

 銀座でハリウッド並のカーチェイスが撮影されるとなれば、こりゃ〜東京国際市民マラソンも実現するかもしれません。どちらも、走りに変わりはありません。

 < NYマンハッタンを走り屋道楽衆 街づくりランニング商会 藤田 俊英> (00/11/10)




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