コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.188

30年後の日本、高齢団塊レディーがエアロビクスインフラ その4
 9/30日の土曜日、千代田区神田司町の神田さくら館で、<第2回千代田まちづくりサポート>の最終発表会が開催されました。私たち<走り屋道楽衆>も、15グループの中に入って、<日比谷ジョギング館の提案>を発表します。「〜ランナーが集まる活気あるまちづくり〜世界一安全安心、そして快適な皇居周回コースとランナーの殿堂を目指して」と言う触れ込みなんですが、なんせ周りは走っていない人間ばかりで案の定、空回った発表になってしまいました。

 15グループの発表が終わって、審査員の講評が始まりました。なんと1チームが、気の毒にも留年を宣告されました。幸い、<走り屋道楽衆>は第1年次の過程を終了できました。今から、1階に降りて<懇親会>が始まります。この神田さくら館は千代田区の公共施設が複数同居している建物で、地下一階に温水プール、1階に図書館と幼稚園、2階〜5階が小学校、6階〜7階が区民ホールなっています。

 スリッパに履き替えて、幼稚園の食堂に入ります。ビールの大缶を開けて、乾杯が始まります。我々は、チャオさんグループの隣に陣取ります。この間を利用して、お近づきになりたいグループに接近します。神田の御輿を担ぐグループと公道利用を研究しているグループです。我々の2年目の活動には、是非とも地元のグループとの交流が必要になります。宇佐美先生が、御輿の担ぎ方を運動学的に実演して見せます。

 事務局が宇佐美先生を紹介します。これまでほとんどの人が気付いていませんでしたが、さすが紹介されると中年以上はキッチリ覚えているようで、先生の挨拶に併せて合いの手が入っていました。御輿を担いだり、山車を引っ張ったり、太鼓を叩いたり、踊りを踊ったりと、日本の祭りはエアロビクスな動作が随所に連続します。昔は、普段から足腰を歩いて鍛錬していましたが、便利な世の中になって、祭りの本番でいざ御輿を担ぐとなると、足腰が決まりません。格好の悪い姿では御輿は長く担げません。

 普段は、皇居の周りを走って足腰を鍛えて、祭りの本番に備える。この線で、2年目の<千代田町づくりサポート>は地元グループとの交流に勤めます。

 < 人口減少下の都市インフラ走談家 街づくりランニング商会 藤田 俊英> (00/10/07)




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