コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.186

30年後の日本、高齢団塊レディーがエアロビクスインフラ その2
 平成10年の男女年齢別人口統計と平均余命をジックリと眺めて、以下の事実が判明します。(単位は千人です)

1.全年齢総数 126,486=男61,919+女64,568 女の数が4.3%、男より多い。
2.二十歳未満 26,866=男13,768+女13,098 男の数が5.1%、女より多い。
3.二十歳以上 99,620=男48,151+女51,470 女の数が6.9%、男より多い。
4.当初は多い男の数と少ない女の数が等しくなるのが、49歳〜51歳であって、以後は、年齢は増すに連れて、女の数が男を引き離す。
5.(二十歳以上 99,620)÷(全年齢総数 126,486)=78.8%
6.年齢別の最高人口は49歳 2,376=男1,190+女1,186
7.この49歳を中心に47歳〜51歳 11,129=男5,569+女5,55
8.49歳の平均余命は 男30.4歳 女36.4歳

 平成10年時点で選挙権を持つ二十歳以上の人口は、7%も女の数が男より多い。この傾向が少子高齢で拍車がかかりますから、もう20年もしたら選挙権人口は女の方が男より10%位多くなるのでしょう。こりゃ〜絶対、<日本の未来はイェイイェイ、ウォウウォウ、女の天下です>

 そこで、やっと人口で男と対等になった団塊世代の女性のトレンドの一つを紹介しましょう。新宿中央公園南西角の消防署のある交差点近くのスポーツクラブの午後の様子です。スイミングスクール中の子供を待つ二十〜三十代の母親がロビーで鈴なって、お喋りの花が咲いています。一方、トレーニングルームでは、五十〜六十の女性が三々五々と筋肉トレーニング、トレッドミル、エアロバイク、エアロビックダンスに汗を流しています。

 9月23日の日経新聞朝刊、第20〜21紙面で<健康シンポジウム・スペシャル>を掲載しています。女優の池内淳子さんが、「私は一人者ですが、いくつになっても、自分の手でモノをつかみ、自分の足で歩きたいと思っています」、と極めて動物的な発言をしています。「いくつになっても、インターネットで株取引をやって、小金を稼いでみたいと思っています」じゃ〜ないんですね。

 < 人口減少下の都市インフラ走談家 街づくりランニング商会 藤田 俊英> (00/09/28)




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