コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.172

高橋尚子がアーバンツーリズムを先駆ける、ボールダー集客走談 第7幕
 今年も来ました。越後湯沢の岩原スキー場、栄屋旅館で2泊3日の走り込み合宿です。この合宿に参加した過去4回は、いずれも来春2月の埼玉・彩の国マラソンで3時間以内のゴールを果たしていますから、私には縁起の良い合宿です。指導スタッフは、東京学芸大学の有吉教授に渡辺助教授、国立競技場ジョギング教室講師の赤城一恵さんに佐藤千恵子さんらです。十代から七十代まで総勢34人が勢揃い。

 この栄屋旅館、冬場は当然スキーにスノーボードな宿泊客で満杯なんでしょうが、ご主人が大の陸上競技ファンでして、自前の体育館付き350mトラックを整備してしまいました。さらに、外周には1200mの芝生のクロスカントリーまで完備されています。ですから、夏場でも陸上系の団体宿泊客が関東当たりからやってきます。そりゃ〜東京に比べて涼しいし、天然温泉は一日中好きな時に入れるし、とランナー好みです。

 一日目は、午後3時30分から1時間のジョギングですが、上り下りの勾配と長さがあって、普段平地しか走っていない脚には堪えます。今年は蒸し暑かったですね。350mのトラックに戻って来て、その後は各自が好きなように走りを楽しみます。

 二日目午前は、散歩代わりの朝食持参のマラニックです。昨夜の雨で水嵩が増した河原でオニギリ2個をパクつきます。河原には腰を下ろすのに適した丸石が数多くコロがっています。こんな大きさの丸石を英語では、<BOULDER>と書いてボールダーと読みます。そうです、米国コロラドのボールダーは、土木建築用材として用いられる<丸石>に因んだ地名なんです。丸石の形状や表面の色つやが、高橋尚子さんの笑顔とダブってきます。

 一休みして、350mのトラックとクロカンコースを使った、パワーアップメニューをこなします。昨年と比べて、今年は体の重みを感じます。それにしても、越後長岡から参加してる74歳と73歳の幼なじみのオジサンは、元気ですね〜。背骨がピ〜ンと伸びて、腹筋のワダチが彫れて、脚の筋肉が柔らかく締まって、骨格と筋肉はエクササイズと栄養摂取さえ続ければ、歳は取らないと言うことを改めて実感しました。

 <都市観光を先駆け/アーバンツーリズム走談 走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/09/09)




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