コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.171

高橋尚子がアーバンツーリズムを先駆ける、ボールダー集客走談 第6幕
 昨夜9/7日の午後8時から、東京12チャンネルは<女たちのシドニー>を放送していました。当然、日本のマラソン3人娘さんも登場していました。ライバルのケニアのテグラ・ドルーペにルーマニアのリディア・シモンさんもキッチリと画面に映っていました。シモンさんのコロラド・ボールダーの新居が紹介されていました。シモンさん、亭主でコーチのリビウさんと、この2人の仲の良さは際だってますね。

 高橋尚子さんのボールダー合宿姿は、なぜか小出監督との御神酒徳利なシーンばかり。同じ男女の仲の良さでも、オヤジと若い娘の2ショットにはヘキヘキですね。ボールダーのクリークに遊ぶ市民の姿と、クリークに沿う専用のトレールコースも数秒間、放送されていました。このコースを下流に走って行くと、大陸横断鉄道の線路を潜ります。すると、新しく設立されたビジネスパークの広大な敷地がコース横手に出現します。

 ビジネスパークって、ビジネスマンやOLさん(古くさい言葉です)が弁当を広げる日本の日比谷公園を想像してもらっては立つ瀬がありません。超近代的なソフト産業の研究開発企業団地です、米国の富の源泉を創造するパークです。このパークで勤しむ研究開発者が、つねに我が知的創造性のテンションを高めた状態に保つために、クリーク沿いのトレールコースを走って汗をかくんですね。

 こう言った知的産業に従事するオフィスワーカー、経営者・・が常日頃から手軽に汗をかける、そんな社会基盤施設を<エアロビクス・インフラストラクチャー>と名付けて、土木学会全国大会やランニング学会で研究発表しています。なんせ潜りの研究者の言うことですから、簡単には相手にされませんが、それでも理解者が付き初めました。今までの日本の都市公園とは、ひと味違う<タケヤ味噌>です。

 今から、越後湯沢の岩原スキー場で<走り込み合宿>に参加します。ボールダーほどの高地ではありませんが、この合宿が市民ランナー藤田のランニング・アスリーターとしてのシーズンインとなります。

 <都市観光を先駆け/アーバンツーリズム走談 走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/09/08)




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