コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.150

東京国際シティマラソン創設/ラン娘が東京シティセールス 第6幕
 北海道の小平権さんから、暑い応援メッセージが届いています。現在、世界の一流先進都市が開催している都市観光型・国際シティマラソンをかろうじて、日本で開催しているのが北海道・札幌マラソンの札幌市です。私は、5年前の平成7年8月27に参加して、真夏の札幌の猛暑を体験しました。女子は有森さんが優勝しました。

   札幌が男女一斉スタート、市内目抜き通りブチ抜き型シティマラソンを開催している理由を考えましょう。簡単な事です。札幌は集客都市だからです。本州の政令指定都市のように定住者の産業活動だけでは食っていけません。だから、観光客であれビジネスピープルであれ、札幌を訪問するビジターに産業振興を託す訳です。ご存じの雪祭りは2月、その半年後に日本で唯一の国際市民マラソンを開催します。

 昨夜、元運輸省某局長な方から、<頑張れ、東京シティマラソン>のハッパを駆けられました。ついでに、某銀行の新規産業開拓分野の調査役に紹介されました。早くも、<東京国際シティマラソン>を金融産業が注目し始めました。<藤田さん、不動産担保なんかなくてもよろしおまっせ、シティマラソンの事業性でな〜んぼでも融資しまっせ>、浪速金融道マルダシな調査役はベロっと酔っぱらっています。

   某元局長の話です。<四国の観光の将来・・で、経済的検討を実施したら、四国の定住者1人の年間経済効果と四国を訪れる40人のビジターの経済効果は同じやで>と言うことは、四国の徳島で国際シティマラソンを開催して、1万人のビジターランナーが馳せ散じますと、徳島市民が1万÷40=250人増えたんと同じ経済効果を徳島市に創ると言うことになります。いかに、外からやって来るお客さん=ビジターが<福の神>かと言うことですね。

 札幌の姉妹都市は、オレゴン州のポートランド市で、全米でベスト10な国際シティマラソン、ポートランドマラソンがあります。平成4年9月27日の日曜日、早朝午前7時にスタートしました。私に取って2回目のフルマラソンでした。市内からオレゴン富士と称されるHOOD山が望めます。hoodとは、<幌>の意味で、19世紀中頃にオレゴン州を創った幌馬車隊に因む言葉です。その頃、北海道で札幌が誕生し<幌>なる言葉を都市名に頂いています。<幌>がご縁の姉妹都市でしょうか。

 <レディースランナーと東京国際シティマラソン 走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/08/09)




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