コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.149

東京国際シティマラソン創設/ラン娘が東京シティセールス 第5幕
 6日の午後3時から東海大学の宇佐美先生の研究室で、今後の<東京国際市民マラソン推進協議会>設立準備について、イロイロと話し合いました。MOツーリストの小池さんが説かれていますように、<NYシティマラソン>をお手本にします。今後、ますます活発になる東京の市民活動の集大成、最高成果として<東京シティマラソン>を位置づけ、NYロードランナーズクラブが残した活動の歴史を踏まえて、開催を目指します。

 話は変わりますが、明日8日朝7時40分頃からNHKニュース・関東エリア版で宇佐美先生が登場されます。おはよう日本で、<夏の思い出>を語るとの事です。

 <東京国際市民マラソン推進協議会>には、関係する諸機関の参加が必要となります。これらの期間に参加要請をするさい、なによりも必要なのは<東京シティマラソン>の明確なイメージです。現在、11月と2月に開催されている女子と男子の性別毎に一流ランナーが数百人程度、東京都心をチョロっと走る、それを物々しく警官やかり出された整備員が見守る、そんなコストパフォーマンスの低い大会では、<産業振興ビジョン、東京再生>のチャレンジ・プロジェクトの意図に反します。

 <東京シティマラソン>の明確なイメージを掲げましょう。コースは東京都心をブチ抜く目抜き通りを巡る42キロのフルコース、<東京観光ハトバスツァ−>のマラソン版を新設します。参加ランナーは全て自前の金と時間をかけて東京にやって来る走りに素人な世界の市民たちです。スタートは午前7時、交通規制は正午12時までの5時間、ただし5時間かかってもゴールに辿り着けないランナーは、車道から歩道に走り変えて、交通規則に沿って競技を続けます。ゴールは最終的に午後3時まで、ランナーを迎え、タイムを計測し、完走メダルを手渡します。

 大会を主催するのは<東京シティマラソン>実行委員会、その中心メンバー<東京ロードランナーズクラブ:TRRC>です。2001年に設立されたTRRCは、第1回<東京シティマラソン>開催の2010年頃には会員総数が1万人の民間団体となっています。大会運営はTRRCの女性会員が中心になり、東京の女性市民ネットを通じて応募して来るレディースボランティアが、かいがいしいサポートを実行します。この時代になると、日本は女性が表立って仕切っています。平和でIT経済が爛漫する社会におぞましいオヤジの出番はありません。

 TRRCの女性会員には、多くの元五輪選手が顔を並べています。先頃、元<フジヤマのトビウオ>の古橋水連会長と一戦を交えた千葉スズさん、柔道のヤワラちゃん、女子バレーの・・さんとかが、米国で顕著になった<女性ランナーが支える好景気の持続>に刺激され、ゾクゾクと市民ランナーの仲間入りを実行しています。こういった方々が、大会当日は沿道で観客誘導に当たります。参加する市民ランナーと見守り市民の<橋渡し>を元五輪なレディース・アスリーターたちが、華麗に演じます。

 <レディースランナーと東京国際シティマラソン 走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/08/07)




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