コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.145

東京国際シティマラソン創設/ラン娘が東京シティセールス 第1幕
 いきなり、世界各国からはせ参じた3万人のランナーが、東京都心をブチ抜いて走り、これを東京都民300万人が沿道で声援して、経済効果が120億円も生じ、優勝者が東京証券取引所の取引開始の鐘を鳴らす。そんな東京国際シティマラソンが、ここ2〜3年で開催できる。そんなアホな事は言いません。雌伏10年、アジア周辺諸国からはせ参じた1万人のランナーが、東京都域をブチ抜いて走り、これを東京都民30万人が沿道で声援して、経済効果が10億円ぐらい生じる。こんな都市観光・ロードパフォーマンス型エンターティンメントを開催する<ランニング娘作戦>を提唱しましょう。

 この<ラン娘作戦>は、東京都庁産業振興ビジョン関連MLの<hiroba>、<kankou>、<run>と千代田区街づくり推進公社ホームページと東京コンベンション・ビジターズビューローの岡田事業部長と走り屋道楽衆のホームページ「東京ランニング横町瓦版」それにランナーのためのお役立ちサイト「kakekko.com」の読者を対象に連載形式で提唱して行きます。

 とかく日本中で毛嫌いされるのが、一所懸命なオジサンランナーです。歳の50も過ぎて、昔ならご隠居さんが突然、悪夢に魘されたように走り始めます。残りの時間が少ないと本人も気づいていますから、会社や役所での勤務、お仕事の延長でランニングに勤しみます。天下の往来を一所懸命に走るから、周りが見えていません。顔がひきつっています。汗まみれの安物Tシャツから気持ちの悪い乳首が透けています。

 最近伸してきているのが、マルチ賢明なオバサンランナーです。歳の50も過ぎて、育児から解放され、邪魔なオヤジをほっ放り出したオバサンたちが街場のスポーツクラブで意気投合します。最近流行のデイ会員、月会費3千円位で朝10時から夕方5時までミッチリ、スポーツクラブ三昧を謳歌しています。タンクローのようなボディも見る間にシボれて来ます。背骨が垂直性を回復し、ヒップとバストがせり上がり、ウエストがくびれ、まことに藤原ノリカンなスタイルに返信します。

 インストラクターからアスレティック・ボディに栄えるメークアップを聞き出し、鏡と格闘します。こうなると、仲間同士でオベンチャラを言い合います。「ちょっと奥さん、ものごっつ〜綺麗になりはりましたね〜」「いやあ〜嬉しい、そう言う奥さんかて、娘さんより若う見られてはりますがな〜」、まあこんな調子ですが、その内飽いてきます。そこで!連れだって街場歩道ジョギング・デビューと相成ります。

 <レディースランナーと東京国際シティマラソン 走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/08/03)




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