コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.142

夏休7月21日、都庁大会議室<都市観光>シンポジウム 第14幕
 7月21日の午後4時半過ぎ、東京都庁大会議室の舞台の上で、ランニング学会理事長の渡辺先生が<都市観光>シンポジウムの〆を取ります。取りあえずは、ご自身で用意された閉会挨拶の言葉を語ります。期待していたランニング学会への入会案内は出ませんでした。会場に集まった皆さんに配られた資料封筒の中には、<ランニング学会案内>と<ランニング学会入会申込書>が同封されていたのですが。

 これから、いよいよシンポジウムを開催した証を後生にに残すための決議書をご披露します。渡辺先生が、以下の内容を慎重に読み上げます。

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 「東京国際市民マラソン推進協議会(仮称)」の設立に向けた決議書
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 「21世紀は人類の世紀」と言われています。
 今日ここに集まった私たちは、人間が人間として尊重される21世紀社会を築くために、「東京国際市民マラソン(仮称)」を提案します。
 東京では今、長い経済停滞の後に、街からは活力が、人の心の中からは夢と希望が失われつつあります。
 「東京国際市民マラソン(仮称)」を、新世紀において、この東京を市民の力で再生させていくシンボルとなるイベントにしたいと思います。
 市民マラソンは、老若男女、国籍や職業、障害の有無に関わりなく、誰にでも開かれ、誰もが参加できます。
 あらゆる地域、あらゆる分野からの大勢の出場者、観客を得て実施される「東京国際市民マラソン(仮称)」は、21世紀における東京再生の最大のきっかけになると思います。
 「東京国際市民マラソン(仮称)」を実現するため、その母体となるNPO「東京国際市民マラソン推進協議会(仮称)」の設立を目指します。
 そのため、本日、東京都庁で開催された、「産業振興ビジョン・シンポジウム=国際マラソンは産業振興の切り札になるか」の参加者の名において、設立準備会の設置を決議します。

              2000年7月21日
                     設立準備会発起人
                       群馬大学教授      山西 哲郎
                       東海大学教授      宇佐美彰朗
                       東京学芸大学助教授   渡辺 雅之
                       ランニング学会企画委員 藤田 俊英
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と言うことで、これからも大変なことになりそうです。司会の渡嘉敷さんがご来場の方々へのお礼を告げて、本日のシンポジウム開催が万端終了しました。

 <産業振興ビジョン・シンポジウムが初舞台 走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/08/02)




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