コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.139

夏休7月21日、都庁大会議室<都市観光>シンポジウム 第11幕
 7月21日の午後2時30分、東京都庁大会議室の舞台の上で、パネルディスカッション「東京国際市民マラソン実現!」が始まります。会場の観衆約百二十人が、ググっと身を乗り出して来るのが感じられます。コーディネーターの私は、議事進行係に徹して、パネリストの方々の個性を引き出すように努めます。

   1番手は、産業政策室の漆原課長です。昨年夏に設立された産業政策室の役割、産業振興ビジョンの策定にインターネットを導入して都民から政策提案を募集、都心で市民マラソンを開催する産業振興上の意義、この数日で石原知事が市民マラソンへ感心を高めた事・・を語ります。<素人や身体障害者が走って楽しめるものなら、賛成だ>との、知事コメントも披露しました。

 2番手は、東京コンベンション・ビジネスビューロー(TCVB)の岡田コンベンション事業部長です。TCVBとは、97年12月に創立された社団法人であり、国内外に向けて、「東京に来て下さい」と<Yes,TOKYO!>のキャンペーンを展開中であること、・・を語りました。

 3番手は、女性市民ランナーの佐々木月絵さんです。97年の大阪国際女子マラソンでデビュー、99年は東京と大阪の両方の国際女子マラソンに参加した。大阪のレースは300人の選手ランナーを160万人の観衆が沿道から声援・応援して、大いに勇気付けられる、又前を走るランナーの後ろ姿に励まされる・・。

 4番手は、男性市民ランナーの佐野吉彦さんです。一年のたった1日の国際市民マラソンを開催し成功させるため、普段からランナーが走りたくなる環境整備が大事、時速10〜12キロで走ると今まで見えなかった都市景観の魅力に気づく、米国建築家協会の全米大会に5キロのファンランが付随開催される。今年はフィラデルフィアで2位になった。日本の各種学会でも、こういうランニング行事を付随すると良い。

 最後が東海大学の宇佐美先生です。メキシコ〜ミュンヘン〜モントリオールと連続してマラソン代表に選ばれています。中止となった東京国際ハーフマラソンの実行委員であった、中止になった今こそ市民の手で大会を開催するチャンスが来た。高齢社会になって、人が走るようになることは健康度を増して、医療費や介護費用・・の低減に繋がる。

 パネリストの個性が表現された10分間のメッセージ、1巡目が終わりました。ここで、会場の方々から意見を発表してもらいます。喋りたい人が手を挙げています。

 <産業振興ビジョン・シンポジウムが初舞台 走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/07/31)




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