コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.133

夏休7月21日、都庁大会議室<都市観光>シンポジウム 第5幕
 7月21日の午後12時過ぎ、東京都庁大会議室にチラホラと参加者が集まり初めています。ランニング学会の山西会長、有吉副会長らに企画委員長の宇佐美先生が到着です。控え室Aで、都庁の方々やTCVBの岡田部長と名刺交換が始まります。ちなみにランニング学会の名刺は、渡辺理事長がMacを叩いたお手製の物で、名刺を統一するよう意見具申したのは私です。

 控え室Aで、詰めの打ち合わせです。今日のシンポ、最後の<落ち>をどこにするか?漆原課長がランニング学会に提案をします。意見交換が数回、結論が出ました。これで、準備万端と行きたいのですが、私の基調講演の<NYシティマラソンの魅力と経済効果>の経済効果のシャベリが決まりません。細かい数字をOHPで見せて、説明して・・とあれこれ自問自答します。「やっぱり、ヤ〜メタ!マラソン翌日に優勝者がNY証券取引所の取引開始の鐘を鳴らす」、この事実を伝えるだけで十分と結論しました。

 3月19日、代々木の五輪記念青少年センターでランニング学会大会が開催、神奈川マラソン・プロデューサーの三島さんが<NYマラソン>を話題に講演しました。その中で、<NY証券取引所の取引開始の鐘を鳴らす>が語られ、写真まで配布資料に掲載されていました。NYマラソンとNY市の関係は、この事実が一番理解しやすい事実じゃなかろうか、と思って、産業政策室の方々に報告いたしました。

 この<NY証券取引所の取引開始の鐘を鳴らす>から、今回のシンポ開催が湧き上がりました。走りたい輩が、好き勝手にレースを開催して、大勢のランナーを集めて、町を騒がして、ハイお終いじゃ〜ないんです。優勝者が世界の経済をリードする証券取引所の営業開始を伝える<鐘>を鳴らす、あの鐘を鳴らすのはランナーなんですよ。言うたら、ランナーはNY経済、果ては自由主義経済全体への縁起の良い<大黒様>に<弁天様>なんですね。

 <NY証券取引所の取引開始の鐘を鳴らす>写真は、産業政策室のホームページの7/21シンポ案内にも当日の参加者に渡す資料のプログラムにもデカっと掲載されています。内緒の話、東京証券取引所にも鐘はあるそうで、今は使っていないけど、縁起の良い方が鳴らすなら、そうして下さいとか言うてるそうです。<鐘は天下の鳴らし物>、あの鐘を鳴らすのは、ランナ〜、和田アッコさんに唄って欲しいですね。

 <産業振興ビジョン・シンポジウムが初舞台 走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/07/23)




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