コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.132

夏休7月21日、都庁大会議室<都市観光>シンポジウム 第4幕
 7月21日の午後11時半、パネリストの方々と出来たばかりの会場に入って、リハーサルです。今回のパネル・ディスカッションの進行演出で、こだわったのはパネリストの見せ方です。無難に考えるとディスカッション開始の時、壇上の机を前にキチンと座ってるのが間違いが少ないのです。しかし、これだと折角の国際市民マラソンを開催しようと呼びかけるアスレティックでエアロビックスなメッセージが台無しです。

 そこで、司会者の紹介で順次会場のフロアから舞台壇上に上がる体育運動表現を盛り込みました。幸い、「あ〜その方が決まりますね〜」とか「この際、手でも振って会場にアピールしますか」とかの賛同がパネリストから得られました。司会の渡嘉敷さんがト書きを読み上げて、順次、会場から階段を上って舞台上の所定の席に着き、礼を済ませてから着席する、こんな運動表現をリハーサルいたしました。これで、私のパネル・ディスカッションのシナリオライターとしての役目は終わりました。

 5月の連休が終わり、基調講演は私の<NYシティマラソンの魅力と経済効果」、パネルディスカションは<東京国際市民マラソン実現!>で宇佐美先生と漆原課長と市民ランナー・・まで決定します。市民ランナーからどなたを、これが難問でした。当然、男女2名と頭数はスンナリ決まります。<組み合わせの妙>にこだわります。寄席の夫婦漫才、大助&ハナコ、唄子&ケースケ、蝶々&ユージ、サンキュー照代と古い時代の名コンビが頭を過ぎります。

 シンポジウム全体のテーマ<国際マラソンは都市観光・産業振興の切り札となるか>、〜市民がつくる都心の国際マラソンが都市観光を先駆ける〜、を何回も反芻します。都市観光は一年365日、毎日が勝負。国際市民マラソンは大会当日の一日が勝負。この365日と1日で男女のパネリストのメリハリを表現する、こんな結論に至りました。建築家、鈍足、男、日々のジョギング環境、海外の都市に堪能な佐野さんが快諾して頂きます。俊足、女、ここ一日東京&大阪国際女子マラソンの競技環境、あと少しでフルマラソン2時間台の佐々木さんが、なかなか承諾いたしません。

 6月になって、漆原課長のルートで東京コンベンション・ビジターズビュローのコンベンション事業部長の岡田さんが都市観光産業を代表するパネリスト出演と決定します。佐々木さんも承諾です。これで、メンバーがドンピシャリと勢揃います。

<パネリスト>
        宇佐美 彰朗(ランニング学会企画委員長、東海大学)
        岡田   茂(東京コンベンション・ビジターズビュロー)
        佐々木 月絵(市民ランナー、東京大阪国際女子マラソン)
        佐野  吉彦(市民ランナー、安井建築事務所)
        漆原  邦夫(都庁労働経済局産業政策室)
<コーディネーター>
        藤田  俊英(ランニング学会企画委員)

 <産業振興ビジョン・シンポジウムが初舞台 走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/07/23)




前のページへ戻る