コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.127

「自分の人生を人に預けてはいけない」と国際市民マラソン開催
 <雪印>な話題です。雪印低脂肪牛乳のファンでした。値段も安いし、低脂肪だしとよく飲んでいました。3年前頃です。半分くらい残ったままで冷蔵庫に入れっぱなしで盆休みに帰りました。帰ってきて、冷蔵庫を開けて低脂肪牛乳が固形化しているのに気づきました。そりゃ〜夏だしと思って納得しましたが、1週間開けていない冷蔵庫に入れていたのに、そんなに中身が変化するんかと訝しく思いました。

 そんな<雪印>の不信が、吉永小百合さんを起用したTVコマーシャルで氷解しました。<カマンベールチーズ>なバタフライで泳ぐ小百合さん、「毎日、少しづつ綺麗になる」って微笑みます。<毎日骨太>なジョギング姿の小百合さん、凛々しいランナーファッションを披露していました。小百合さんがバタフライで毎日千m泳いでいることは、つとに有名です。

 さすがに低脂肪牛乳は控えましたが、もっぱら500ccの<毎日骨太>は愛飲し始めていました。コツブトって言う語感が、<キューポラのある町>とか<青い山脈>とか<泥だらけの純情>とか<いつでも夢を>・・の往年の日活青春路線な時代の小百合さんの大根脚のイメージにピッタシですね。ニキビも多かった。

 今、小百合さんはなかにし礼さんの直木賞受賞作「長崎ぶらぶら節」の映画化で、気っ風の良い芸妓役に挑戦し、三味線と苦闘中とか。相手役には、渡哲也さんが扮します。丸刈り坊主頭でズック靴、そんな格好で小百合映画に現を抜かした団塊の世代に、70年代がブームだったフォーク音楽の人気が再燃しています。<五つ赤い風船>や<かぐや姫>など伝説のグループが再結成です。<Gポップス>って言うのだそうです。南こうせつが語っています。「個人の目線が世の中を変えていくと信じていた。政府や大企業を責めても責任を取れるわけでない。自分の人生を人に預けてはいけない」

 「自分の人生を人に預けてはいけない」、このために欧米のエグゼクティブはランニングの現を抜かします。早いこと、こんな欧米人を呼んでこれる<東京国際市民マラソン>を開催しましょう。

 <首都機能に都市観光市民マラソンは必須ですよ! 走談家 藤田 俊英> (00/07/14)




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