コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.126

都市観光市民マラソンもやれないで、日本の首都面するな!
 7月21日午後1時から東京都庁第1庁舎5階大会議室で開催される<産業振興ビジョン・シンポジウム>の集客作戦展開中です。テーマは、「国際マラソンは都市観光振興の切り札となるか?」で、キャッチコピーは<市民がつくる都心の国際マラソンが都市観光を先駆ける>です。東京都と東京商工会議所とランニング学会が共催して、さらに東京コンベンション・ビジターズビューロー(TCVB)が後援です。

 7月11日の日刊工業新聞にデカっと掲載されています。記事を抜粋しましょう。

 <東京国際市民マラソン、都が実現へ、21日にシンポ/都市観光・産業振興の切り札に/東京都は米国NYシティマラソンの経済効果を越える東京国際市民マラソンの実現に向けて動き出す/低迷している東京の観光産業を再生するとともに、都民の熱気と興奮を起爆剤に荒廃した産業社会を一気に打破しようと言うのが狙い>

 <NYシティマラソンは、1970年の開催を皮切りに30回を重ねる/ベトナム戦争で疲弊した米社会を活性化するのが発端だった/現在では約100カ国からの1万3千人を含めて約3万人が参加、大会運営のボランティアも1万3千人を越え、観客は320万人、経済効果は120億円にも達する/ 優勝者はNY証券取引場の取引開始の鐘を鳴らすという金融街ならではの市民マラソン>

 <東京都とランニング学会、東京商工会議所が共催するシンポジウムは、観光産業再生の先駆けになる東京国際市民マラソン実現に向けて、都民の意欲と期待を盛り上げる>

 グローバルスタンダードなんです、シティマラソンは都市観光分野の。よさこい鳴ると踊り、浅草三社祭り、リオのカーニバル、パリの・・、ロンドンの・・、とかそりゃ〜世界の国や都市や地方には伝統、文化・・たくさんあります。それを表に出して、「さ〜、いらっしゃい」と呼び込むのが伝統的な観光手法、ITの世の中、それだけで勝てません。

 世界中の老若男女が誰でも理解できて、参加して楽しめる、見て楽しめる、手伝って楽しめる、人類が万物の頂点に至ったランニングと言う運動表現で、参加者人数を競う、NYもパリもロンドンも北京もソウルもベルリンもシドニーもモスクワも・・も気づいて競っている<都市観光市民マラソン>、東京がやらにゃきゃ、手を挙げて移転を希望している日本の新首都がやってしまいますよ。

 <首都機能に都市観光市民マラソンは必須ですよ! 走談家 藤田 俊英> (00/07/14)




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