コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.124

サロマ湖のウルトラ100キロ、<ヒマワリ大作戦>な32人駆け(11)−翌日−
 午前7時頃に目覚めます。一風呂浴びて、食堂に行って生ビールを流しながら、テレビのニュースで選挙結果を確認します。他のメンバーもゾロゾロっと集まっています。外は快晴、風が強そうです。朝御飯を頂いて、荷造りを済ませ、宿舎の前に迎えに来たバスに乗り込みます。常呂町栄浦にあるサロマ湖ワッカネイチャーセンターに向かいます。

 すごい風ですね。昨日でなくて良かった。このセンターにはレンタサイクルとシャトルバスがあって、手軽に原生花園は龍宮街道の散策が楽しめます。建物の中には、地元の小学生が来て、センターのオジさんからいろいろな説明を受けています。見たところ4年生位ですね。その後、外に出て写生をしています。

 メンバーの元気な方々は自転車を乗り回しているようです。私は朝のビールが利いて、センターの中でボーっとしていました。バス停まで行って、町営バスに乗ってバスセンターで降ります。地元で一番旨い「松寿司」に入ります。ウルトラ海鮮ちらし寿司の昼食です。店のご主人から、毛ガにの差し入れです。取れたての毛ガニちゃんです。グワ〜ンと食欲が湧いて来て、ビールをググっと煽って毛ガニと格闘を開始します。涙がでるほど、美味ですね。

 ウルトラ海鮮も目の前に、居座ってます。これもスゴイ、ご飯の上に5cmもの具が乗っています。一番上のホッカイシマエビと暫し、ニラメッコを交わし、やおら食べ始めます。この歯ごたえが嬉しいですね。オホーツクの幸なんですね〜。周りのメンバーは具の厚みに、戦意を失っているようです。やっぱり来年も来ないけませんね。

 女満別空港は大入り満員、ウルトラ組と一般観光組が鉢合わせしています。ウルトラ100キロのお陰で、腹周りが膨らんでいます。飲んで食って走って、人間である前の動物のDNAが大いに活躍した3日間でした。<私にとっての都市観光、ランニング都市巡りは、人のシガラミを捨て、動物な遺伝子の存在を再確認する旅でした>

 <海鮮ウルトラ寿司、サロマ湖100キロウルトラン 走談家 藤田 俊英> (00/07/04)




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