コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.111

「東京イメージアップ作戦」、シティセールスは渋谷公園通り
 昨年11月に発表された<東京都危機突破・戦略プラン>に、危機突破のための5つの戦略が掲げられています。その戦略2「魅力ある首都東京の創造」に<シティセールス>が登場しています。東京を世界に開かれた「顔」のある都市にします、と言うことで苗16として、「東京イメージアップ作戦」なる仰々しいタイトルがお目見えしています。

 その作戦の中身は、●東京2000年祭の展開●戦略的なシティセールスの推進●もてなしの心を持ったまちへの転換●東京の持つ魅力の向上、の4項目ですね。戦略プランとか、戦略的なシティセールスとか、よっぽど<戦略>なる語彙に飢えている方々が頭を絞った作戦なんでしょか。よくある風景で、歳の40過ぎのオヤジさん方が<戦略>を唱え始めると、通常、その周りはロクな事が起こりません。

 ●戦略的なシティセールスの推進はさらに、◎TCVBとの連携によるシティセールス&◎都民との連携によるシティセールス、の二項目に分かれます。ここで、TCVBとは、東京コンベンション・ビジターズ・ビューローなる社団法人で、東京のシティセールスを積極的に展開するため、旅行業、鉄道、ホテルなど400以上の会員により、平成9年12月に設立されていました。

 そのTCVBを昨日15日に訪問しました。場所は渋谷駅の西側、公園通りに沿ったパルコの向かい、勤労福祉会館の1階です。梅雨の中休み、久しぶりの太陽が顔を出し、気温と湿度がググっと上がります。産業政策室のお二人と連れ添って、コンベンション事業部長の岡田様を訪ねます。部屋の部員様の個々の机には、NECの薄型液晶表示のパソコンがエクセルってました。

 7/21午後、第1都庁舎大会議室で開催予定の<都市観光シンポジウム、豊かな地域力、都心の国際市民マラソンが都市観光を先駆ける>のパネラーとして、岡田部長に登場して頂きます。「私は、シカゴのシティマラソンを見ました」、この一言を聞いて、それ以後の話し合いがググっとスムーズに進みました。

 <走り屋・道楽衆 ヘルシーアスリーター家康研究家 藤田 俊英> (00/06/16)




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