コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.093

弘山夫妻のボウルダー、ランニング・キャンプが1万m五輪当選確実
 ランニング・キャンプの2日目、午前は技術トレーニングです。グランドでジョギングから始まり、腿上げ、腕振り、蹴り出し等の個別練習、仕上げは流しです。午後は、車山に登山です。標高1500mのロッジから1925mの頂上まで往復します。昼食時、メールを覗くと話題のLoveLetterメールがミシガンなヤンキー娘、ロリから入っていました。幸いモバイルですので、添付文書は削ぎ落とされていました。

 3日目の午前は坂道を使ったパワートレーニング、大昔に増田明美さんが好んで走った明美坂が練習舞台でした。それにしても黄金週刊の連休中というのに、この車山のペンション、別荘地に人影はまばらですね。7月になると、高山植物な花ばなが咲き揃って観光客がドっと繰り出すそうです。一連のトレーニングが終わり、最後の食事である牛丼を頂いて閉会式です。「ロッジくるま」の2泊6食1オヤツなキャンプは1万9千円也。どう計算しても、主催者の鈴木さんは、大した儲けになっていませんね。

 私は、相変わらず食べっぷりが良く、お代わりを連続して、またまた体重が増えていました。それにしても、最近の若い方々の食いっぷりの細さには、感心を通りすぎて心配しますね。子どもの頃、トコトン体を動かしていないので、腹ペコの経験がないからなんですかね。私の子供の日の想いでは、明石のおばあちゃんが作ってくれた柏餅を腹一杯、目一杯食って、腹痛起こして、「腹も身の内」と悟ったことですね。

 午後1時に車山をヤマハ225ccで発ちます。代々木まで高速に上がらない地道ツーリングです。富士見、武川、韮崎、甲府、大月、相模湖、高尾、八王子と乗り繋いで5時過ぎに着きました。210キロ余りを4時間少々でした。水戸で開催の女子1万mが来になってました。弘山晴美選手の31分59秒での優勝を知って、人の嫁はんながら嬉しかったですね。代々木公園あたりでトレーニング中の弘山夫妻と、たまに遭遇します。そんなスっ飛ばしてませんから、「あれが弘山夫妻」と気付いたのは、昨年3月のランニング学会大会の時でした。

 代々木の青少年記念センターでの大会が終わり、事務方の打ち上げをするため参宮橋駅前にゾロゾロっと向かう途中、前から夫婦ランナーがやって来ました。東京学芸大学の有吉先生が呼び止めて、二事三事を話すうちに「これが弘山夫妻」と知りました。旦那が大和男児っぽく、爽やかです。この夫妻が、今年の3月の大会で、「マラソンの敵を1万Mで取る」決意を語った翌日、コロラドのボウルダーにランニング・キャンプへと旅立ちました。

 <街づくりランニング商店 東京ランニング娘プロデューサー 藤田 俊英> (00/05/08)




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