コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.089

敦賀〜長浜〜大垣〜桑名、KNOTな連携が絆をドっと混む
 河内厚郎氏は講演で、河川舟運を話題にされ、「なかなか水上バスの利用者数が増えない」と嘆いていました。東京以上にセッカチな浪速の方々に、ユッタリした舟運は似合いません。水の都の大阪も形なしです。

  4/30、シドニーマラソンのテストイベント「ホスト・シティマラソン」がご当地で開催され、広島天満屋の山口衛里さんが、9月の本番を控えて、コースを試走目的で参加して・・のニュースがTV画面や新聞紙面を飾っています。

 4/29〜4/30と、若狭湾の敦賀〜湖北の長浜〜西美濃の大垣〜北伊勢の桑名をヤマハのセローで走り回っていました。その心は、新しいウルトラマラソンを来年21世紀初頭にプロデュースするんです。敦賀〜長浜〜大垣〜桑名で、日本海若狭湾から琵琶湖から揖斐川水系から太平洋伊勢湾に到ります。昭和三十年代始め頃、このルートに運河を掘る「日本横断運河」構想を岐阜出身の大野バンボクなる代議士がブチ上げていました。もう水運が時代遅れになって、この構想は氷解しました。

 今から13年前、ニューメディアの幕開けに伴い、この運河構想に水の流れに変わる「情報」の流れを通わし、日本のド真ん中に新たな南北軸で産業文化を勃興させようと言い出したのが、当時、名古屋でバブリー営業にドップリ使っていた藤田です。4県にまたがる広域連携なチャレンジプロジェクトを「新戦国女街道」と名付け敦賀〜長浜〜大垣〜桑名の4市役所を訪問し、4市の頭文字を繋げるとKNOTになり、連携とか絆の意味の英語です、とか言って延長120キロのサイクルレースを企画しました。

 そんな簡単な話じゃなく、サイクルレースは断念しました。自転車が駄目なら走って120キロと長期ビジョンで我が走力を鍛えました。ようやく百キロ走り通せる経験を踏んで、KNOT120キロウルトラマラソンを、桑名市の都市観光事業の立ち上げに呼応して開催しようとしています。今年9月の15日、大阪に取って臥薪嘗胆な関ケ原合戦400周年の記念日、試走をやってみます。

 若狭から峠を越えて琵琶湖畔は賤ケ岳古戦場、北国街道に出て小谷城と姉川の二大古戦場、伊吹山麓を経て関ケ原の合戦跡と人と人との戦い跡を巡B大垣から養老に出て揖斐川堤防道路を河口の桑名まで到る経路は、有史以来の人と水の戦場です。合戦と治水の歴史をランナーの肉体が、21世紀に連携・絆って見せます。

 ここは一丁、関東平野で歴史文化を21世紀に連携・絆ってみるウルトラマラソンをどなたか、やってみようと思いませんか、その節は何なりと走談家させてもらいます。そんな酔狂な御人は、瀧澤さん!カツシカンにドット混んで下さい。

 <街づくりランニング商店 東京ランニング娘プロデューサー 藤田 俊英> (00/05/01)




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