コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.087

東京シティ・セールス、チャレンジ・ランニング娘が1千万円駆け
 4月末ニュース、高橋尚子さんの名前が付いた「尚子」ロードの記念碑が鹿児島県・徳之島に完成しました。五輪女子マラソンの最終選考前に合宿してトレーニングを積んだ31キロの県道に、地元が「尚子」ロードと命名したとのことです。「ここで走ったあかしが残りうれしい。この島を全国の人に知ってほしい」と笑顔を披露しています。これで、第二の高橋を目指す高校、大学生の女子ランナーが殺到しますね。チャレンジ・ランニング娘の合宿地の候補にもなりますね。

 ランニング娘の海外デビューは、来年4月のボストンマラソンです。その頃開催されるロンドンとパリからも参加依頼が舞い込みましたが、1896年以来3世紀に渡る通算百回を越えるマラソンのブランド、The Marathonを冠するボストンを選びました。マサチューセッツ州都、ハーバード大学、MIT・・な古都ボストンは、米国の都市観光の原点が一杯詰まっています。シティセールスなランニング娘のデビューにピッタリとプロデューサーの藤田が決定しました。

   ランニング娘の年間活動の経費と出所をお話しましょう。彼女たち12名と藤田と監督の鈴木の国内日常生活は、自前です。年間2回の海外への東京シティセールスと国内での4回の合宿と2回の国内レース参加に、1人あたり50万程度がランニング娘としての活動費です。14人分で700万円、これにお揃いのユニフォームと言った諸経費を加え1千万円が年間活動費になります。

 東京都庁の産業政策部に来年度から、東京チャレンジ・マッチングファンドの1億円が予算化されます。米国ワシントン州のシアトル市のマッチングファンドを参考にした、このファンドが来年の石原都政の売り物になっています。数多くのチャレンジプロジェクトの提案から、ファンドの主旨に合致するプロジェクトが選定され、プロジェクトの弾み付けに役立ちます。ランニング娘には、500万円がファンドされました。

 さらに、国土交通省観光部と東京商工会議所と都庁観光振興課が都市観光・東京シティセールス促進の観点から100万ずつ合計300万円を大判振る舞いです。これに、某スポーツ用品メーカーと健康スポーツ飲料メーカーから100万ずつ合計200万円と占めて1千万円がランニング娘の東京シティセールスの未知数に期待を掛けます。

 <街づくりランニング商店 東京ランニング娘プロデューサー 藤田 俊英> (00/05/01)




前のページへ戻る