コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.085

桜田門の警視庁、交通規制部署でNYシティマラソンを走談三昧
 桑名市にいます。昨日9時、代々木からヤマハ・セローに跨って7時間掛かって桑名に着きました。風が強くて、225ccのオフロードを操るのに苦労しました。

 26日午後、東海大学の宇佐美先生(元五輪3回連続マラソン代表)に引っ張られて警視庁の交通規制担当部署を訪問しました。ご存知のように、今年度は都庁の教育庁に東京国際ハーフマラソンの予算、昨年度は1億8千万円、が着きません。そこで、今まで持続可能だった大会の開催がほぼ絶望的になっています。宇佐美先生は、大会の実行委員に委嘱されていて、そんなことが決まってからの実行委員会の席で、「何とか、市民レベルの手作り大会の形態での大会の持続が計れないものか」と発言されたそうです。

 ランニング学会の企画委員長が宇佐美先生、企画委員が私と言う事で、「二人で警視庁の交通規制部署に行って、走談しましょう」となりました。桜田門の警視庁、皇居回りのジョッギング歩道からは、何回も目にしている建物です。中に入るのは、初めて。何となく、緊張しますね。やく1時間少々、3人の担当者を前にして、先生と二人で全国千万人ランナーを代表して、手作りハーフマラソンの開催について意見交換しました。そんな簡単なモンでないことが分かりました。

 得意のNYシティマラソンの話をしました。「NYロードランーナーズクラブが主催です。大会当日非番のNY市警のお巡りさんが、制服制帽拳銃付きで、わずかな謝礼でボランティア出演して、交通規制に当たっているんですよ」「・・、まそれは米国の話で、日本の東京でそんなことは・・法の関係で無理ですよ」

 東京商工会議所&都庁が提唱している「東京シティ・セールス」なる言葉を、ご存知だったのは、「さすが、花のお江戸の警視庁」と感心しました。やっぱり、警視庁としても東京の産業振興には、多大な関心を抱いていますね。これはもしかしたら、中国の人民解放軍が北京国際市民マラソンの開催に備えて、NYシティマラソンの交通並びに沿道観客の整理を実地に学びに行ったように、警視庁も東京国際チャレンジ市民マラソンの開催に万に一つの可能性を見て、今年11月のNYに交通規制部署を派遣するかも知れません。

 <街づくりランニング商店店主 走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/04/28)




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