コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.081

シアトルなブックマン氏に、ポートランドな走談家が一騎打ち
 千代田まちづくりサポートの助成制度を紹介します。

 助成対象:3人以上のグループで千代田区を中心とした市民レベルのまちづくり活動〜「現在、将来に渡って住み良い魅力的な都市環境づくりに貢献する活動」

 活動の例:地域に根ざした具体的なまちづくり活動▽地域のまちづくりへの提言をまとめる活動▽まちづくりに関するワークショップ、シンポジウム等の活動▽まちづくりに関する調査研究▽まちづくりグループのネットワークづくり活動▽まちづくり情報を提供する活動▽その他、歴史・伝統・環境などの視点からの新鮮で多様な活動提案が期待されています。

 年間の活動資金は300万円、街づくり推進公社の賛助会員(法人132社・個人57人)の会費が支えています。税金からの資金でないのが味噌らしく、わりと自由に使い道を選べるそうです。今年度は15グループが選ばれ、助成額は41万円から5万円の幅を持っています。50万円を申請した走り屋・道楽衆は13万円の決定となりました。助成対象の選定と金額の決定は7人の審査委員に委ねられています。公開審査会場の本番、プレゼンの仕方とか質問への回答の・・が審査に影響します。

 シアトルのファンドには、大小2タイプあるとのことです。
Tha Large Projects Fund is for projects that request over $10,000 and that can be completed in one year.
The Small and Simple Projects Fund accept applications six times each year for projects that request up to $10,000 and that can be completed in six month.

 $10,000が境界線、走り屋・道楽衆の「ジョッギングコースが街づくり千代田を活かす」はThe Small and Simple Projects Fundに相当します。そんな事をゆっくりと発言しますと、通訳されてブックマン氏の耳に届きます。日本人と違って、欧米人ですから、皇居回りのジョッギング歩道はご存知なくても、ランナーの姿が目に入る街が、住み良い魅力的な都市環境を持っている街である事は百もご承知です。

 実は、この会議い入る前、産業政策室の一角でブ氏と挨拶を交わし、「私は市民ランナーだ。ワシントン州の南、オレゴン州のポートランドに3回走りに行った。フルマラソンも300キロの駅伝も体験している」「女性ランナーの姿が、その街の経済発展、治安安定、知識レベルが高いを象徴する」てな事をまくし立てていました。

 <米国西海岸シアトル市近隣局は走り仲間 走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/04/20)




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