コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.080

シアトルなエビス顔、ブックマン氏は大魔人をマイクロソフト
 4月7日、午後2時から都庁第1庁舎25階103会議室で、米国ワシントン州シアトル市の近隣局から上京されたブックマン氏の話を聞いていました。あの大魔人佐々木のマリナーズの本拠地の話題ですから、気合いを入れて聞きました。人口53万人、ボーイング社とマイクロソフト社とスタンバックス珈琲の町は知識レベルが高いとブックマンが威張ってました。

 シアトル市は、都市計画に市民参加を義務づけて、近隣改善プログラムを推進中、その核となるのが近隣調和基金でマッチング・ファンドと紹介してました。

 the Neighborhood Matching Fund supports local grassroots action within neighborhood.The Matching Fund provides cash to match community contributions of volunteer labor,donated professinal services or materials, or cash in support of neighborood-based self-help projects.

 local grassroots action、ってのが好いですな。ブックマン氏は行政側のご利益を、「市民からも金と知恵が集まる、財源が2倍になる・・」とホクホクのエビス顔で語っていました。この制度の成果を掲げます。

 Since 1988,the people of Seattle have invested their time,services, materials,and money in over 1,500 Neighborhood Matching Fund projects in almost every Seattle neighborhod.They have built playgrounds,planted trees and gardens,developed neighborhood plans,renovated buildings,organized community schools,conducted intergenerated oral history projects,and created public art and many other kinds of projevts.

 ファンドの対象が、伝承口伝されている歴史をインタージェネレイトしたり、パブリックアートの創造・・にも広げている所がすごいだろう、とブ氏がほくそ笑んでいますよ。こうなると大阪生まれのナショナリズムがムクっと顔をもたげてきます。さっきから、黙って聞いてりゃ〜「千代田区の町づくりサポートの助成制度」のシアトル版だけの話じゃないかと。こうなったら、一丁言うたろかい手を挙げましたよ。

 実は、8日の土曜日、午後1時から千代田区役所で、「町づくりサポート」の中間発表会が開催されます。神田祭りの御輿や牛込御門や神田市場や・・を・・したいと言う様々な、neighborood-based self-help projects を仕掛けるlocal grassroots action たちが勢揃いします。

 <米国西海岸シアトル市近隣局御用達 走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/04/19)




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