コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.079

ヤマハリゾートつま恋、時速10キロはフルーツとビスケット走り
 昨日16日、静岡県掛川市のヤマハリゾート「つま恋」に七千人のランナーが全国から集まります。途中のエイドステーションのフルーツが魅力と、人気のある「小笠掛川マラソン」が午前9時30分にスタートです。昨日からの雨が、スッカリとは言えませんが、上がっています。明走会という異業種交流会な酒飲み集団の一員で、昨夜から園内のホテルに入って、宴会〜二次会をこなして二日酔い状態です。

 お揃いのマッ黄色のTシャツ、ランシャツが目印、実力に合わせたスタート位置に陣取って銃声を待ちます。東京と大阪の中間の掛川には、大阪弁のランナーが目立ちます。こいつら、ホンマにどこへ行っても大阪弁をまくし立てる嫌味な連中ですね〜、「美しい東京弁をしゃべらんかい」と言ってみたくなりますね。んな事を思ってる内にドン〜、ソロソロっと歩み始めます。多目的広場から、急な坂をゾロっと下って園外に出て、東名高速道路の盛土のトンネルを潜ります。

 キロ6分、時間10キロの手堅いペースを守ります。茶畑と鯉幟がこのマラソンの景色、掛川市〜大須賀町〜大東町〜小笠町〜菊川町と遠州牧ノ原台地の田舎道、農道を巡ります。10キロぐらいで、4時間でゴールするペースメーカーランナーを取り巻く集団に追い付かれます。3時間から30分ごとに5時間までのペースメーカーが風船を目印に伴走してくれるのも、このマラソンの魅力です。

 20キロのエイドでバナナ、オレンジ、メロン、苺にビスケットを腹一杯に詰め込みます。皆さん、よく召し上がっています。37キロ、チョウケイ靱帯が悲鳴を上げます。ウォーキングに変えて、残り道を進みます。41キロ、東名のトンネルから走り出して4時間22分のゴールでした。

 ペースメーカーはミズノに所属するクラブランバードというチームで、マラソン3時間以内で走る男女の強者が揃っています。過去3回、メンバーに応募しましたがなぜかふるい落とされています。こうなったら自前でチームを創って、東京イメージアップ作戦の先端を駆ける、ランナーバージョンのモーニング娘に仕立てあげようかなと、私のチャレンジ・プロジェクト17本目の提案にさせてもらいます。

 <遠州掛川で東京イメージアップ作戦 走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/04/17)




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