コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.075

オレゴン・フッドツーコースト駅伝、祭り装束法被旅心 その18
 北緯46度の海岸、沖に行くと寒流が流れているとか、海水の冷たいこと。膝まで浸かるだけで、ふくらはぎが痺れてきます。しかし、ヤンキーの方々は、海水パンツ姿で肩まで浸かってますね。皮膚の厚さが違うんでしょうね。型どおりの記念写真を写しまくって、早々に波打ち際から引き上げます。ドサクサで、ロリと抱き合って写真に収まった不謹慎なオヤジが1人いました。

 ゴールの周辺は、アラビア風の白いテントがズラっと並んで、ステージからイタリアンな音楽が流れています。完走したグループが砂浜の上のそこここに固まって、なんか騒いでいます。午後3時、まだまだレース継続中のチームの方が多いのです。おそらく真夜中まで、ゴールの感動が演じられるんでしょうね。それからが完走パーティ、結局明日の日曜日一杯を騒ぎ続けるんでしょうね。

 我々は、ポートランドに戻ります。オースチンは、月曜日からソルトレイクに戻って、授業に出るそうです。駐車場でビール小瓶で乾杯して、2台のワゴンに分乗します。ドライーバー2人には、もう一踏ん張り願って・・と思ってる内に寝込んでますよ、完璧に。私の持参した豆電球点滅式反射ベスト2着は、ロリとクリスに記念品としてプレゼントしました。

 例の豪華なホテルに戻り、荷物を引き吊り出して部屋に入り、一風呂浴びます。これから、和食の完走パーティが始まります。なんせパーティで、私は最年長ですので一応キチンとした格好を作ります。白いコットンチノパンツに、スタート地点で買った長袖の白いTシャツに紺ブレを羽織ります。ホテルの前で、ドライバー以外の8人が揃います。私以外は、だらしないカッコしてますね〜皆さんは。

 和食屋に内揃って行く途中、パイオニア・コートハウス・スクエアではイタリア系移民の子孫が集まる野外パーティが始まっていました。まだ、人集りは少ない様子です。カンツォーネが聞こえてますね。私は感心は、イタリアに向かいました。

 <オレゴン駅伝は寒流に膝頭が痺れる 走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/04/08)




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