コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.064

オレゴン・フッドツーコースト駅伝、祭り装束法被旅心 その7
 参加千チームが、15分毎に20チームずつスタートします。1時間に60チームですから、全チームが出走するだけで、約17時間も掛かります。アナウンサーのおじさんが、各チーム名を紹介します。わずかな時間の間に、スタート地点の横断幕の下で、記念写真は撮影ラッシュです。

 ロッジの中を探索します。夏だと言うのに、スキー客でごった返しています。海抜6千フィート以上には、きっちり残雪が輝いていて、リフトが動いてスキー中の小さな姿が目に入ります。国弘キャップとオースチンが受付に行って、なんか署名してナンバーカード「909」をもらってきます。ちなみに昨年は、「606」でした。

 走り順を紹介しましょう。1番は、ウルトラランナーで日本酒マニアな坪山氏、2番はイリノイのハイスクール教師で韋駄天なクリス氏、3番目はトレンド・アナリストな走り屋の藤田、4番目はドコモな営業レディーの小泉嬢、5番目はミシガンの高橋則子な女弁護士ロリ嬢、ここまでが1号車でオースチンがドライバーです。6番目は普段全く走らないやもめの和田氏、7番目と8番目を高知県土佐山田から法被持参の高橋母娘カップル、9番目は仙台からコンクリートなエンジニアの土田氏、最後がキャプテンの国弘氏、2号車はウォンが案内します。

10時です。土佐山田の法被9人衆に、なぜか法被をいていない1人がスタート地点で記念撮影です。「STA World Running Club」フローム・ジャパンとの紹介です。一際大きい歓声が上がります。日本くんだりから、はるばるやって来ました。10時15分、20チームが一斉にスタート!坪山がすっ飛んで行きました。いよいよ、28時間ぶっ通しの300キロ駅伝が開幕です。

 <オレゴン駅伝を法被着ないで記念写真 走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/03/23)




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