コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.062

オレゴン・フッドツーコースト駅伝、祭り装束法被旅心 その6
 8月28日は金曜日、今日明日明後日と2泊3日のオレゴン建州回顧な駅伝が始まります。参加千チーム、ランナー12000人と今風の駅馬者ワゴン2000台が、オレゴン富士なフッド山から太平洋東岸まで、36区間300余キロを交代して走り繋ぎます。ゴールのビーチでは、着いたチームからドンチャン騒ぎが始まり、夜を徹します。とにかくタフですよ、開拓民の子孫たちは。

 6時過ぎに、レストランで朝食、ひとまずチェックアウトをすませ、旅行荷物を倉庫に置かせてもらいます。米国人の助っ人、ロリとクリスを待ちます。すでに、2台のV8ワゴンには、食料に水・・が用意万端。オースチンにもう一人のドライバー、ウォンさんも2年連続のお世話をかけます。ほんと、米国の若者は屈託がないのが魅力です。

 エントランスから凄まじい話し声が聞こえて来ました。いよいよ、顔合わせ。土佐山田の親子にドコモな営業レディが鋭い目を向けます。もうヤンキーその物、陽気でランナーらしくスリムなボディに金髪、青い目・・完全なアメリカ娘がロリ。対照的に、はにかみっぽく、若干小柄で朴訥な青年ランナーがクリスです。共に、走りに関しては日本人メンバーの水準をはるかに超えています。

 2台のワゴンに分乗して、フッド山の中腹、海抜6千フィートにあるティンバーライン・ロッジ前のスタートを目指します。ロリがミシガン弁でまくし立てますが、全然分かりません。もっぱらオースチンが合槌を打ってます。富士山によく似た眺めが前方に現れます。時折、もう駅伝最中なランナーとすれ違います。相当の勾配を登り切って、ロッジの駐車場につきました。

 いよいよ土佐山田町から持参した日本の祭り姿・法被装束が登場します。アメリカン4人も嬉しそうに羽織りました。日米の法被姿・走り屋・道楽衆がご開帳です。

 <アメリカン・オレゴン駅伝を法被な走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/03/21)




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