コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.061

第12回ランニング学会大会・代々木公園瓦版3報
 午後の部は、シンポジウム2「トップランナー・コーチと語る、世界への挑戦」です。代々木公園で、よくトレーニングされる弘山努&晴美夫妻が話手です。聞き手は増田明美さん、豪華な組み合わせに会場は満員の盛況です。シドニー五輪のマラソン代表は逃した弘山夫妻ですが、これから1万mの代表を狙いに行くそうで、23日から米国コロラドのボルダーに高地トレーニングに出発です。

 シンポジウムの中身は、多少専門的になっていましたので紹介しません。ダイエットについての質問が会場から飛びました。弘山さんの答えです。「体重計に乗らない。鏡を見て、体が絞れて来たと確信してから体重計に乗ります、ダイエットは体重の数値でなく、見た目を重視します。筋肉量を確保するのも重要です。」「レースが終わった後の、リハビリ期間は太った状態に戻します」

 コロラドのボルダーについて、「走りたくなる街、標高1600mにあって、自転車専用道、ジョッギング道路が整備され、自動車道路とは立体交差になって、交差点で信号を待つ煩わしさがない。」とコーチ役の努さんが楽しそうに語ります。ランナーの聖地ボルダーは、あのフランク・ショーターが現役引退後に見つけ、地元の銀行家が支援して、街造りが始まりました。今では、全米の住みたい街のベスト10に入っています。そこらじゅう、走り屋・道楽衆がいっぱい住んでるインテレクチュアルな街なんです。

 最後は代々木公園ファンランです、弘山夫妻に増田明美さんに一般ランナーがホールに集まります。そこで、明美さんを走り屋・道楽衆がアタックします。皇居の周回コースにもっと女性が集まるようにしたい、このフェミニストな主張に明美さんが好い反応を示してくれました。お陰で、彼女と2ショットのデジタルな写真が取れました。

 新宿西口に、事務局員に実行委員が集まって、打ち上げです。居酒屋からカラオケに繰り出します。私の十八番の「新潟ブルース」は、宇佐美彰郎先生に初っぱなに唄われてしまいました。

 <増田明美さんと2ショット 走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/03/21)




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