コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.055

オレゴン・フッドツーコースト駅伝、祭り装束法被旅心 その2
 オレゴン初日が暮れます。7人はミーティングをしているようです。私が混ざると話が纏まらないので、ホテルの外へと出向きます。昨年、フッドツーコースト駅伝から戻って来て、気になる疑問が湧いて来ました。走っているランナーにかける声援が、「グッドジョブ」なんです、「グッドランニング」ではなく。

 ジョブって、「仕事、勤め口、職」の意味ですね。どう見ても、道楽で走ってる連中にグッドジョブはおかしい。と言うことで「私の不思議発見」を解明に、今年も来たぜオレゴンにです。所で、趣味と道楽の違いをご存じですか。オヤジの趣味は、女房子供と職場から理解され、好ましく思われます。オヤジの道楽は、女房子供を泣かせ、職場からは変人扱いされますが、国家や社会に役立ちます。

 ワシントン・ストリートをウィラメット川沿いのウォーターフロントパークに向かいます。川の港町、ポートランドにぴったりな風景が現れます。岸壁の遊歩道、照明に映える百歳橋梁を背景に、カジュアルファッションなランナーがジョッギングを愉しんでいます。もちろん、ウォーキングなご婦人も大勢、見かけます。半端な太り方でない、外形まん丸な婦人が追い抜いて行きます。

 明日は、オレゴン州立大学に近い、歴史センターや美術館に出かけます。「私の不思議発見」が解明されるでしょうか。ホテルに戻り、成田で勝ったワイルドターキーのバーボンな味を愉しんで、都はるみの「邪宗門」な世界に浸ります。

 <アメリカン・オレゴン駅伝を佳きな走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/03/17)




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