コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.048

胴細長足&動き敏捷なエアロビクス・ゴジラ、東宝3人娘が団玲子
 98年7月始め、25年勤続のご褒美が2週間のリフレッシュ休暇です。豪州のパース〜アデレード〜ブリスベーン〜ゴールドコーストと巡りました。この間5日にパースマラソンを、12日にゴールドコーストマラソンを完走しました。目的が走りに行くことですから、レース以外でもジョッギングのしっぱなしです。この国は、親爺が生唾飲み込むような風俗系はナシ、テレビも面白くナシ、買い物する金はナシ、そんことで、走っては洗濯し、また走る。

 さすがに深夜は何となく気色悪いから、もっぱら映画鑑賞です。封切りのナイトショーが10豪ドル程度でした。もちろん、英語は分かりませんから、映像だけ見てました。そんなんでも、結構面白味がありました。ストーリーを追っ駆けませんから、スクリーンの画風、色使い、構図・・を愉しんでいました。

 ハリウッド製の「ゴジラ:Godzilla」を3回見ました。本場日本の東宝製ゴジラの胴太、短足、動き鈍いに比べ、ハリゴジは胴細、長足、動き敏捷とまさにエアロビクスゴジラでした。相当に東ゴジを研究していましたね。特に、昭和30年代のゴジラと、当時の東宝スターの顔ぶれを。いたる所に東ゴジのパロディー満載でした。

 3人の女優陣の人相、スタイルが大好きだった初代の東宝3人娘、団玲子、重山規子、中島そのみに瓜三つ。テレビリポーター役のマリア・ピティロは当世のキョンキョン風の金髪団玲子でしたね。団さんはおでこが可愛いい、「椿三十郎」のお姫様役がしっかりと記憶に残っています。

 ハリゴジ映画は後半、息子に娘の子ゴジラがやたら数多く出てきて興ざめました。やっぱり1匹か1頭でしょ、大きいのは。なんでやと思って考えました。鍵はGod-zillaにありました。数の単位で、millionからbillionと来てzillionと進みます。ですから、何千億と言うGodを登場させる羽目になった訳です。

 <豪州「ゴジラ:Godzilla」駆け 走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/03/09)




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